2017. 11. 17  
ある高校の指導者から、『前へ出るディフェンスへ賛同』のコメントがあり、「話をしたい」との「ご希望」が届いたが、私は、「そのチームの現場に行き、そのチームの実際のラグビー環境プレーヤーの状況などに合わして話をしないと、効果が上がらない」との主旨を伝え、「アドバイスを受けたい」とのことなら㊙コメントメールアドレスを、お知らせ願えれば、連絡が取れますと回答した次第。 ご参考までに、、、

さて、「アタックについて」のシリーズは、10月28日に書いた『推奨策』に関する「考え方のヒント、或はキーワード」などを、紹介することにしてみよう。
「多フェイズのアタックが出来るように、 パススキルを修復するのが、練習時間の関係で難しい」とすれば、『短いフェイズの間に完結するムーブ』を、 考え出す必要があるのではないか
「FW、BKが、 同じレベルでパス攻撃できるようにするのが難しい」とすれば、『BK主体、或いはパス攻撃が得意なプレーヤーを並べてやれる』ことを考えるべきではないか

上記については、高校、大学生などのカテゴリーでは、短い練習時間の中で、FW、BK一体となったパススキルを、「外国で行われているシステムジェネラルな練習」を、そのまま真似てみても非効率ではないかと思われたので、書いたのだが、その対策としては、、、

イ、時間がないのだから、まず自チームの選手出来るムーブをポジションに拘らずミス少なく出来るプレーヤーに当てはめて、3フェイズまでくらいのシークエンスにして、それを実際のゲームシチュエーションに合わして練習することにしては、どうだろう。
ロ、すると、そのムーブを、グランドのどの場所から、ゲームのどんな時間帯の、どんなシチュエーションでやるのかも明確になり、ゲームマネージメントも理解でき、それに必要なスキルもはっきりして、個人練習に落としこめるのではないだろうか。


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2017. 11. 12  
戻ると、次のようなコメントが入っていました。いろいろな論議、結構ですねー

<HT生さん : ご指摘にありますようグラバーキックを習練し、有効に活用すべきと考えております。ハイキックの競り合いは体格差が大きく影響します。下にあるボールは、それを大きく解消し、身長が低く(足が短い)日本人にとっては、拾いやすいと思います。グラバーであるなら拾う、キック(地域前進、タッチ、トライ狙いのインゴール等)の選択が、可能と考えます。半面、ハイキックを捕獲された場合、相手からのカウンターの種類が広がり、一挙に形勢が逆転します。グラバーを拾われても、相手の体勢は不確実なことも多く、攻撃的なディフェンスがしやすいのでは、、、国内環境ではグランドが狭く、インゴールが広くないので、練習することが多くないのでしょうが、テストマッチは、国外が主流です。これを絶えず念頭に置き、戦略をたて練習すべきと考えます。グランドも長、短、手を変えて工夫すれば、実践に近い練習も可能ではないでしょうか

横井追記 : しかし、前パスグラバーキック)も、よく練習する必要があります。一番拙いのは、『チャージされる』ことです。必ず「ずらせて蹴る」練習をして下さい。また「拾う場合は、膝より上にバウンドしている時とし、膝下の時は足で蹴るなどの工夫でミスしないようにすることが必要でしょう、、、」


2017. 11. 09  
現在アドバイス行脚中、スケジュールが延びたりし、更新が遅れております。次回は、11月11日以降になると思いますので、よろしく、お願いします。


2017. 11. 05  
11月4日行われた『ジャパン対オーストラリア戦』で、次回2019年日本で開催ワールドカップに向けた『ジャパンの目指すべき方向と課題』が、明確になったのではなかろうか。すなわち、、、

ディフェンスは既に取り組みを始めた『徹底して前へ出るディフェンス』を進めるべき。「但し、タックルの強さ、精度は、まだまだ格段に上げる必要があるのではないか」

アタックも、やり始めている『効率的なキックを使って敵陣へ入り、トライを狙えるところからトライを取りに行く』で、いいのではないか。

但し、「陣を進める為のハイパントは精度悪く、ハイボールのコンテストでも不利であり、もっと前パス(グラバーキック)を使ってみるべき」ではないか。
(オーストラリア戦でも、ただで敵にボールを渡すことになって、カウンターでトライされている)

「敵陣へ入ってペナルティをもらった時は、ショットじゃなくて、トライを取りに行くべき」ではないか。
(オーストラリア戦でも前半2回のPGを、トライを狙っていれば、違った展開になっていたかも、、、)

「また敵陣へ入ったところでは、ポッド方式じゃなくBK中心の短いフェイズの『仕掛け』で、トライを狙う」べきではないか。
(オーストラリアのトライも、『セットからの準備された短いフェイズのトライ』が多かった、、、)

「敵陣22mより前へ進んだ場合には、『FWの塊』、 すなわち、ラインアウトモール、スクラムから、トライを狙うべきではないか。
(特にモールは十分武器になる、但し今回ゲームの情報が世界に流れれば対策して来るだろうから、さらなる研究、進歩が要求されるだろう)

あと2年間、『全員の思想を統一して、その完遂のために、必要なコンタクトフィットネス、ランフィットネス、スキルを磨き上げれば、 強豪にも十分対抗できるのではないか』と、楽しみになって来たと言えるのではないか。


2017. 11. 03  
11月4日ジャパンは、先日プレディスロー戦でオールブラックス23-18で破って意気上がる『オーストラリア・ワラビーズ』を日本に迎えて、対戦することになっている。
前回、ジャパンの新規採用の『アタッキング・ディフェンス』について書いたが、今回は、あの対世界選抜戦でのアタックを見ての感想も書いてみよう。

ジャパンはアタックについても、素早い展開を目指して「ポッドの進化版」を始めたようだが、それにしても、「セットプレーを終わったFWも配して行なうポッドは、どんなに急いでも、BKだけで展開するムーブより、素早くスキルフルにとは行かないのではなかろうか」
故に身体および身体能力(特に個々のコンタクトフィットネス)で、ワラビーズより劣勢なジャパンについては、10月28日のブログに書いたような『小よく大を倒す』という日本独自の工夫などが、必要なのではなかろうか。

さらには、個々ではなくて8人が組織的に戦える・スクラム、モール研究、鍛錬、習熟し、『FWの塊』として機能する方向で、 頑張ってもらいたいものではなかろうか。

たとえば、世界選抜戦の前半2回の敵陣深くのペナルティを、ショットで3点取った消極策を、前回ワールドカップ時に、『トライを取りに行った積極策』をとるように、是非とも、復活したリーチ・マイケル主将メンバーに期待したいものではなかろうか。


プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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