2017. 09. 20  
最初のコメントをくれた「高校の指導者」から返信あり、ようやく理解してくれた様子。

<I さんの返信 :ありがとうございます。そうですね。もちろんタッチラグビーで誘った生徒には、タッチラグビーをと、 考えています。他のスポーツ経験や受け身が取れるかどうかなど、身を守れる術を得ていることが15人制を行う上で、 大切だと思います。打ち所が悪ければ死に至ることもきっちり教える必要性も、感じています。高校のラグビーに関われば関わる程、特に底辺程危険が増していると感じています。
タックルについては、初心者は実技テストに合格したものが始めて試合に出ることが出来るなど必要かもしれません。ウエイトリティング界では、フォームの試験をパスした者のみ大会にも出場出来るそうです。
横井さんのおっしゃるとおり、本格的にやるならば、大学に入ってからやっても良いと思います。身の丈にあったものをと、考えています。ありがとうございます

<横井追伸 : なお、明日から「アドバイス行脚」が続き、一週間ほど「ブログ更新」が、遅くなると思います。
アタック編が始まったばかりで恐縮ですが、他チームとの比較作業を続けておいて下さい。
この「どう比較するか」の作業は、両チームを熟知している指導者しか出来ないことで、ただ単なる身体および身体能力、ボール獲得能力、コンタクト力ゲームのテンポなどの物理的数値だけでなく、ラグビーでは、もう一つ重要な「メンタル面の影響」も加味して考えねばならず、画一的な方法はないと、 思いますので、各チームオリジナルな方法を、探求されては如何?


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2017. 09. 18  
ディフェンスの話が『ひと段落』ついたところで、『アタック』について、書いてみよう。

ただし、ここでまた誤解を生んではいかんので、先にお断りをしておきたいのは、これから書こうとしていることは、「現在、高校以上の15人制ラグビーのカテゴリーの中で、『ゲームに勝つことを目標に、ご苦労されている指導者』に、参考になるようにと思い書いている」ので、『その他のラグビーを楽しんでおられる方々』には、関連が薄いかもしれませんが、そのあたりは、ご留意頂ければと思います。

さらに、私の推奨する戦略、戦術、練習方法などは、「いま現在は他チームより、身体および身体能力が劣位のチームが、どのように工夫をして『小よく大を倒すラグビー』、すなわち、『自チームオリジナルなラグビーを創造できるか』を、目指して頑張ろうとするチームに有効な方策」だと、ご理解頂きたいと思います。

それには、自チームと勝ちたいと思うチームとの比較、および、それを達成していくための各要素の時系列的な数値目標を決める必要があるのではないでしょうか。まず、その作業から、始めてもらえばと思います。


2017. 09. 15  
前回書いた私の文章に関して、違う人からコメントがありました。短い文章の中では「意を尽くせない部分が必ずあって誤解を生むことがあり、ことさらに事を荒だてるつもりは毛頭ありませんが、一応説明しておきましょう」

<コメンター抜粋:(次の横井の文章を指し、それを引用して書かれている)
『15人制ラグビー』をさせては、イケナイ」のであって、そんな中途半端な考え方で『危険性のある15人制ラグビー』をやって貰っては困ります。
(但し、私の文章では、その前段に、「それは「シリーズ⑤」で書いたように「基本的なタックルが出来ない、或いは、しようとしないプレーヤーに、、、」という部分が抜かされて引用され、次のコメントに続く)
この部分にものすごく違和感があります。ラグビーはあなただけのものではないのです。「やって貰っては困ります」、 こんな物言いをする人がいるから日本ではラグビーが敬遠されてしまう。ラグビーは誰のものでもありません。やりたければやればいい。指導者が、 細心の注意を払う必要はありますが、それでもやってはイケナイなどと他人から言われる筋合いはない

横井回答:さらに、 前回のブログを読んで頂ければ、わかって頂けると思いますが、この高校チームの場合は、人数が少ないので困っているという相談があり「それならば、まず6人で出来、タックルもないタッチラグビー』というモノがある。それを始めてはどうかと勧めて、それをやっていれば、将来大学などに進んで、7人制15人制ラグビーをやりたいと思った時には、無駄にならないどころか、大変役立ちますよ」と推奨したもの。
しかし最近、この高校教師からのコメントで、「最初は人数を集めるため、『タックルのないラグビー・タッチラグビー』に勧誘して、その後人数が集まったので、『7人制、15人制ラグビー ? 』に移行しつつあるようなタイミングで、『タックル』について教えて欲しい的なコメントがあった」ので、「それは、今の段階では、危険ですよ」と、言っているわけです。
まず、「タックルなしで、、、」と誘っておきながら、タックルしなければいけないラグビーをさせるということは、『ダマシ』であるわけで、ここで一番重要なのは、最近の日本の若者は、「嫌なこと、嫌いなことからは、向き合わずに逃げる傾向がある」ということではなかろうか。故に、これが一番「事故、怪我につながる要因」だからです。人間は、身体をチャントある程度鍛えて危険に対処しようとすれば、自然に『防御反応』が出来て、大きなケガはしないように対応出来るモノです。しかし、初めからタックルが嫌だと思っていた若者がシッカリそれに耐える身体をつくりその気になってタックルに向かうには、相当の時間がかかり、現在の『日本の高校というラグビー環境』では、そんなに、たやすく出来るモノではありません
今の若者の中には、ペットボトルに水を入れたもので肩を叩くだけで、「肩鎖関節を壊した」とか、人とぶつかって顔を避けることも出来ずに、「眼窩や、鼻の骨を折った」とか、とにかく「鈍で弱い」、さらに「向き合わずに逃げようとすれば、ますます身体の対応力を阻害させる」ことになっている。

こんな日本の弱い若者に対し、騙してまで「キチット危険に向き合わねば、またひょんなことで打ちどころが悪ければ死にも至る」という危険性のある「15人制ラグビー」を勧めることが出来るでしょうか。(タックルが全く嫌なら、タッチラグビーがあり、「棲み分ければ良い」と言っている)
今一度、日本のラグビー現場で起こっていることに、注目して頂ければと、思っています。


2017. 09. 14  
『⑦:変なラグビー』の「ブログ拍手欄」に、コメントが入っていたので、、、

<I さんのコメント:いつも、ありがとうございます。S高校の I です。昨日は、たくさん部員が来ました。横井さんの話される通り、タックルのないタッチラグビーは、ラグビーの裾野を広げるものだと確信してきています。タックルありでなければ来たいと言ってくれる生徒が、たくさん出てきました。さて、お題の走力のないプレーヤーは、外に構えるしかないと、思っています。それからタックルですが、相手のヒット前腕かわすをようにすっ重力を利用して力を抜いてダウンすることが必要になると思っています。またタックルをした後、足をかいてドライブをするって、なかなか出来るものではないと思っていますそれなら潜り込んでタックルをする、そういった練習が必要です。また、足の速いプレーヤで体が小さいなら、出来る限り「リアタックル」が出来るようにするのが大事かなと思っています。リアタックルだと、相手の質量をまともに受けることが無くなります。スクラムハーフには、必ずリアタックルが必要だと考えています。また、第二センターも相手のswerveに対応できるように、リアタックルの習得が欠かせないように思います。ぜひ、ご指導ください

横井回答:貴校には、人数が少ないならと「まず、タッチラグビーを勧めた」のですが、「タックルなしなら、やりたい」と人数が集まり、次に「タックル有りの15人制ラグビー」をやりたいので、「タックルの仕方を教えろ」ということなら、これはいけません
それは「シリーズ⑤」で書いたように「基本的なタックルが出来ない、或いは、しようとしないプレーヤーに、『15人制ラグビー』をさせては、イケナイ」のであって、そんな中途半端な考え方で『危険性のある15人制ラグビー』をやって貰っては困ります
また、書いておられる文章の「私が太字に変換した部分」の意味も分からないので、返答しかねます。
取り合えずは、「基本的なタックルが出来ない、或いは、しようとしないプレーヤーに、『15人制ラグビー』をさせては、イケナイ」を守って下さい


2017. 09. 10  
前回ブログの如くに、50年前の映像を見てもらって、あの『究極のシャローディフェンス』が、「どのような練習をして、出来るようになったのか」と言うと、、、
敵アタッカーは、パスされたボールに押されるように、必ず『斜めに走ってくる』ので、ディフェンサーの立ち位置は、『外肩のさらに1m外
ディフェンスの出方、追い込み方は、最初の3~5m間合いを盗むために、『陸上競技のロケットスタートの如く・低い姿勢からのバタ足ダッシュ
ディフェンサーが敵の外側から真っ直ぐ出ても、アタッカーは斜めに走ってくるので、双方が3~5m走り寄ったところで真正面になる筈、そこからディフェンサーは、内側を抑えて、外側一方向にアタッカーを追い込めることになる筈
あとは、敵との走力の差により、タックルポイントが決まって来る筈、そうすれば、そのタックルポイントに向けスピードをあげ、足首、膝を曲げ、胸が地面と平行になる低い姿勢で肩でタックルに入る
ということを、練習したのである。

但し、現在の日本の若いプレーヤーに、これと全く同じやり方の・シャローディフェンスを落とし込もうとしても、いまの若者の身体、および身体能力を桁違いに鍛えなければならず、今その時間的余裕確保できないために、この『究極のシャローディフェンスの再現』は、ほとんど困難と思われる。

しかし北半球のシックスネーションズ、南半球のスーパーラグビーでも、この『前へ出るディフェンス』が、 当たり前になりつつあり、もっとも効率的であることは、認識されていると思われる。

ならば、どうすれば良いのか? それは自チームと勝とうとする目標チームとの彼我の差を勘案し、今の『若者をどう練習させれば良いのか』、それこそ50年前に、この先鞭をつけた日本、まさに日本の指導者が、現場で考え抜かねばならないのではないか


プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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