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2013. 03. 22  
なお、シックスネーションズのゲームで、あまり参考にならないところ、あるいは、真似をしてはいけないところは、どうすればよいかを書いてみると、、、

敵陣でのペナルティは、ほとんどショットを狙い、トライを取りに行く意識工夫がなさ過ぎること

以前からサインプレー以外は、個々人突破しようとして、捕まったところでどうすべきかとやる傾向があったが、プロ化以後にも身体を鍛えたので、その傾向が更に強くなって、自らぶつかっていくような動きが多くなっているようにみえ、「抜くずらすスキル」が衰退したように思えること

上記のようなことで、ボールゲームとしてのラグビーの面白さ半減しているように思えるのは確かではないだろうか?

そこで私が、現場に戻った10数年前から推奨している戦略、戦術は、、、

予想敵との実力差をしっかり把握、イメージして、その敵に対して、「心の主導権」がとれるゲームの進め方をし、まず「」をつくる
(地域、ボール保有、コンタクト、テンポなどで「いけるぞ」と思わせる)

予想敵に対して、敵ゴール前何mから、意図を持った複数人連携した立体的多選択肢の、但し短いフェーズのムーブで、トライをとることを考えて、その戦術を習熟、ゲーム完遂できるようにする

例1:トライを取りに行く方策
1.敵ゴール前5~10mFW主体の攻撃(サイドアタック、モール、複数人押し込みなど)と、BK主体の攻撃(大外を狙った一発取り切りムーブなど)を準備し、数種駆け引き出来るようにしておく

2.敵ゴール前22mBK主体の攻撃から始めた、 短いフェーズの攻撃で、 トライを取れるようにする
(たとえば、チャンネルでのBK突破、その早い球出しのセカンドフェーズで取り切るなど)

3.敵ゴール前40m:セットプレーからワンポイント動かし、敵ディフェンスの態勢を崩した上で、(この方策を数種類考え、駆け引きできるようにしておく)効率的キックを使い、トライを取れるようにする
など、実行するポイントに細かく拘り、またその攻撃の具体的「仕掛け」に拘って「トライを取り切る」ことを出来るようにする。

いま私は、オリジナルな「仕掛け」に、ここ10数年の経験を加味して、また最近のルールにも適合した、いまの若いプレーヤーでも実行可能な、個々の立体的多選択肢アイディアを、いろいろ持っているが、現場でやらないと、言葉で書いても表現しがたいと思うので、割愛



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そんな簡単にトライが取れればどのチームも苦労しないと思うが…工夫がないといいますがそれはあの現場にいないあなたが言うべき事じゃないと思います。PGだってチーム間の力が拮抗してるが故の戦略では?内容もそうですがテストマッチは内容よりも結果重視だと思います。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ、当時キャップ対象が少なかった

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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