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2018. 11. 16  
三つ目のトライは、下記のように書いてある。これを推測、解説すると、、、

前半25分全日本、 AB(オールブラックス)ゴール前で終始攻撃、 右隅
スクラム
よりオープン攻撃、尾崎、横井の連繋プレーで、横井たてに突いてそのまま左中間にトライ、(14-8)」

これも「右隅スクラムというから、左オープン攻撃」であり、「右CTB尾崎左CTB横井連携し」というのは、「尾崎が身体を真っ直ぐ前に向けてボールを受けた後、真横に走る間に、横井がワザと外斜めに走って自分のディフェンサーを外にフェイントし、ディフェンサーの身体が外に向いた瞬間、横井は尾崎に『ハイ』と声をかけつつコースを真っ直ぐに立て直し、敵の逆をついて彼の背中スレスレフラットでボールを受け、抜き去るというモノである。
(これが、二人で行なう『接近カットイン』で、現代のプレーヤーに、これらのスキルを修得して、二人で連携出来るようにするには、少々時間がかかり過ぎると思われたので、代案を模索)

そこで、私が発案したのが、時間のないいまのプレーヤーでも、練習すれば可能と思われる『3択プレー』である。

例えばSOSHからのボールを受ける際に一歩だけ前に出て、すぐ真横に走る、前に出なければ、よっぽどの走力の差がない限りタックルされない筈この横走りの間に、BW(ブラインド・ウィング)が真うしろ、1CTB2CTBフラットの位置に出てくれば、この3人の誰にでもパスが出来る状況になりディフェンサーは、SOが「何時、何処パスをするのかを見て、待たないといけないので、ディフェンスの勢いはなくなり、対面からも目が離れるので、アタッカーに抜かれる可能性が強い」ということになる筈。

また、 「抜けなくても、たとえば1CTBにパスして勝負したところで捕まってもすぐBWか、2CTBが寄ればツナグことが出来る、あるいはダウンボールしてラックにしても、すぐオーバーに入り、その早い球出しで、セカンドフェーズトライを狙える大チャンスになる筈、これを私は『接近ワンツーアタック』と名付け、『短いフェーズで、確実にトライに結びつける戦術』としてアドバイスしたチーム推奨しているのである。


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2018. 11. 11  
さて次のトライは、下記のとおり、(なお前回の記事、追記したので、再読方)

前半17分、 AB陣25ヤード右ラインアウトから、全日本左オープン攻撃尾崎ゴロパント、相手FBハンブルするところを坂田すかさず拾って左中間にトライ、(11-8)」

これは、全日本が遠征当初は負けていたが、アタックでは、BKが前へ出て工夫された「仕掛け」でトライを取るものだから、本来「待ちディフェンス」のニュージーランド・州代表レベルのチームも、ディフェンスを少しは前に出すこともあった。
そこで、ABもそうくることを予測して、その出足を止めるために、「ゲームの初めはライン裏のゴロパントをやろう」ということで、本来SO左右のキックが出来た・尾崎ゴロを蹴らせたもの。

現役時代の私は『接近パス』でチャンスをつくっていたので、ほとんどキックをすることもなく、また下手であった。だが2001年に現場に戻って「なんと、現代プレーヤーパスのミスが多いのかに驚き、どうすべきかと考えた時にハタと気付いたのが、私でも出来た「ゴロパント」、当然いまでも有効どころか、ボールを受けるのに跳び上がった選手にタックルがいけなくなった現在のルールでは、ボールとともに進み、プレーできる「最効率なパス」と考えたのである。
そこで、敵ゴール前22m以内に入るまでは「パス攻撃を控え、『前パス』と名付けたグラバーキックでトライを取りに行く」ことを推奨しているのである。

先日の「ジャパン対AB戦」で後半に入り、ABが盛んに、この戦法を使って、点差を広げていったのは、この50年前全日本のゴロパン成功が、無縁ではない筈、と思うのは、私だけだろうか。(


2018. 11. 08  
さて11月2日の記事に書いた如く、1960年代の話だけでは、現代の若いプレーヤーなんの役にもたたないので「1968年のオールブラックスJr戦でのトライ」を例にとって、「どのようにして、トライになったのか」を詳しく書きそのまま出来るとは限らないが、「ほぼ、同様のやり方で、現プレーヤーが、どんなスキルを磨けば出来るか?」の視点で、「映像もなしで、文章だけで書けるか」について、挑戦してみよう。

『前半10分、AB陣より右オープン攻撃、日本バックス防御うまく横井完璧なタックル、相手のこぼれ球を坂田なかに切れ込んで拾い右隅にトライ(6-3)

これが、「日本独自のシャローディフェンスでのトライ」であり、まずは、 BK全員が揃って3~5m飛び出すことが必要。AB右オープン攻撃ということは、左CTBの横井が、今でいう2CTBのポジションで、敵の右肩の外1mの位置から、低い姿勢の鋭いダッシュで真っ直ぐ前に出ると、斜めに走って来た敵プレーヤーと丁度正面になるので、今度は「内をおさえ、外の一方向へ追える」ことになって、敵の太腿を目線に進み、彼がまさにパスを受ける瞬間に、肩で敵の一番弱い腹に当たる『強烈なタックル』を見舞えば、敵はボールコントロールができず、こぼしたので、それを内に切り込んで拾った坂田が、トライしたというもの。

このCTBが、『ガッツン・タックル』が出来るためには、、、
まず、強い肩を造ることがことが必要(ウェイトトレーニングで肩に筋肉をつけるだけでなく、肩を何処かにぶつけてコンタクトにも強い肩にする)
低い姿勢で瞬間ダッシュ、また出足、中間、タックル時と『3段走』を修得
4人以上のBKが揃ってプレッシャー必要
最初は、抜かれてもよいから、「前へ出ること」を最優先に練習する(これを繰り返す内に、敵の左右への変化にも対応できるようになる。ゲームで、 実際に抜かれても、FWのバッキングアップが前へ走れることになり、第三列が横からタックル出来て、『縦横の網』が完成する)
前へ出るダッシュが出来るようになれば、『アップ・ドリフト』が出来るようになっていく(T大学が、その良い例)

私がアドバイスしている「O高校」は、年間百数十日の朝練で、この練習を『ガチでやり続け』、全国でも「最優秀のシャローディフェンス」を磨いている。


2018. 11. 05  
夏合宿時のゲームでは、「早稲田が勝った」と聞き、8月19日の私のブログで、下記のように書いていたが、その時危惧していたこと(スクラムの状況)が、まる当たりでは残念なことに、「スクラムで押しまくられての完敗」。
来年は留意して、ラグビーの根幹・スクラムの強化に、邁進して欲しいもの。

8月19日の記事
菅平からは、16日に帰って来ていて、今日の「早稲田対帝京」のゲームは、 見ていないが、先程、「早稲田28-14帝京」との情報があった。
夏の試合では、双方セットプレーは、『手を抜く(真剣勝負はせず、ソコソコでやる?)』なんてこともあり、あまり参考にはならない場合があるが、先日は、明治が帝京に2点差で勝ったということもあり、ようやく大学のカテゴリーでも『切磋琢磨』出来る状況になって来たようで、各大学にとっては、喜ばしいことではなかろうか。
今後も 「どっちがミスを多くして敗けるか」というゲームより、「どっちが上手くトライを取って、勝つか」という素晴らしいゲームを見せられるよう、頑張って欲しいものである。


2018. 11. 04  
昨3日、ジャパン対AB(オールブラックス)のゲーム招待券が送られて来たので、久しぶりに、東京のグランドにまで出掛けた。だがジャパンにやさしい4万数千人の大観衆が押し寄せ、それを予測して、 キックオフ1時間半前スタジアムに着いても、入場に30分もかかった大盛況
但し、このABメンバーは、日本で開催のオーストラリア戦の23人の内22人が入れ替わり、初キャップも含む若手ばかり、まさに『ABジュニア』の様相。

案の定「最初PG貰っても、ショットを狙うという消極策」、結果3点入れてもキックオフで刺し込まれキックチャージされ、「ジャパンに先制トライを許す」という若さを暴露した、「大観衆サービスか」と思わせる程の出だしだった。
しかしさすがに、 14分、19分、27分と、 ジャパンの高い姿勢のタックルをかわす形で、AB連続3トライ7-24と引き離した。
そして32分、ジャパンのツイ・ヘンドリックス(帝京大時代、岩出監督にペナルティが多いから、よくコントロールするようアにとドバイスしていた選手)が、相変わらず反則していたが、その汚名を返上する突進トライ14-24と観客をわかせた。
でも、その後AB2トライを追加され、14-38となった40分ジャパンがようやくモールで進み、サイドへ押し込みトライ19―38と、後半に望みをつないだ。

後半に入り46分、たて続けにラインアウトのマイボールを奪われて単純な縦アタックでトライされ、19-45。だが51分ジャパンは「前パス」でトライを返し、24-45。しかし56分、ジャパン自陣でのキックをチャージされ、ABトライ、24-50

このゴールキック失敗後、観客席に居た「1968年、ABJrを破ったジャパンメンバー」が映し出され、解説者の言葉が流れたが、により「坂田4トライの話」だけで、「坂田の横に居て、 話かけていた横井(1トライ4アシスト)」の名前は出ずじまいでした、チャンチャン(

その後も、AB得意の「敵の攻撃からターンオーバー、またキックカウンターからのキックパス、前パス攻撃」などで、3トライを献上し、24-69と離され万事休す。
最後に69分、ジャパンが『敵陣でターンオーバーし、見事につないだ素晴らしいトライ』を見て、帰りの混雑を避けるため、早々に、 スタジアムから退散した次第。

やはり、ちょっとガッカリしたのは、「前へ出て、低い姿勢で行くべきタックル」が身に付いていないようにみえるところ、この若手AB相手にして此れでは、まだまだ先が危ぶまれるちょっと良かったのは、モールが行けたところか、但し、これも相手が相手、本チャンのティア1チーム相手に、通じるかどうかは、定かではないのではないか。
まだ一年ある、 「日本オリジナルなラグビーの創造」に向けて、 なお一層、頑張って欲しいものである。


プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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