2012. 09. 28  
さて最後は、「ゲームをどう勝ちきるか?」という観点から、書いてみると、
前半、東芝トライの15点、パナソニックトライゴールとPGの10点で折り返し、後半早々、双方が1トライ1ゴールをあげた後の後半なかば60分に東芝ペナルティを得て、この時はショット点差に開いておき、その後65分にまたペナルティを得た時は、PG確実であるのに狙わずに、
ラインアウトモールを選択してトライをとり321715点差にリードした「ゲームの進め方」が素晴らしかった。
これには、「敵ゴール前メートルのラインアウトからは、モールで確実にトライができる」ということをしっかり練習し、確信を持っていなければできないことであるが、逆に言えば、その確信さえあれば、確実勝つチャンスがあるということである。
このように「モールで勝つ」ということを、「展開ラグビーじゃなく、面白くなく、良くないラグビー」という人がいるそうだが、これは「ひかれ者小唄(負け惜しみで言うこと?)」の類であり、また「小よく大を倒すには、 ルール上認められている衆を頼んでやれるモールは、 絶対やるべき戦術」であるので、
しっかり真似すべきことであると考える。

逆に、世界のラグビーでは「展開ラグビー」を標榜しているように見えながら、外国チームが敵陣でのペナルティは、ほとんど「ショット」を狙うのは、主旨に合っていないように見えるし、先のワールドカップで、NZが「地元開催で優勝が至上命令」となれば「ディフェンス中心のゲームに徹しきる」しかなかったなど、「良いラグビーとは、どういうラグビーか?」の議論がよく云々さかれるが皆さんは、どう考えますかな? この話は、またの機会に、、、

以上、いずれにしても、他チームのプレーを参考にする時は、「自チームにそういったプレーを練習すれば出来そうな素質を持ったプレーヤーがいるかどうか?」「自分達のチームが勝ちに行く目標のチームに対して、出来るかどうか?」、「そのゲームまでに、練習して完遂できるようになる時間があるかどうか?」、あるいは、「自チームにとり、そういうプレーを何年もかけて出来るようにしていくべきものか?」など、しっかり自チームの「目標目的」に照らして取り組むことが肝要であり、初めからそのような目をもち、すべてのゲームを見ることが重要である。

以上で、「真似をしてよいプレーとは?」のシリーズは、一旦、終わろう。



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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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