2013. 04. 26  
さて、Mさん質問に対する回答も、終盤に近づいてきました。「日本代表のスタイル」との関係は、今まで書いてきたことで、よろしいですか?
しかし、 Mさんの最初の依頼コメントにあったように、 「ラグビーを始めた
以上、全員が代表を目指すのではないにしろ、少なくとも全員にチャンスを与えてあげたいというのが指導者想いです。そんな選手をどう育てれば、良いのでしょうか?」の問いが、まだ残っていましたね。

そこで、思い出して下さい、私がチームの前提を提案した時に「このチーム
に、将来の日本代表を狙えそうな素材が、一人居ることにしましょう。但し、身長は175cm、体重は70kgとあまり大きくなく、50、キックは40m飛ぶ、攻守ともに良好ということにしましょう、名前はヤマト」と書いたのに対して、、、

<Mさんの返信:日本代表を狙える逸材については、横井さんがおっしゃっているのとほぼ同じプレーヤーを想像していました。僕はそれに加え「ポジションは、本職がフルバックなのに、チーム事情によりスタンドにせざるを得ない」みたいな感じの設定を、想像していました
ということでしたね。それでは「ヤマト」を、どのように育てればよいのでしょうか?について、箇条書きに、書いてみましょう。

彼をスタンドオフに起用して、「チームの目標」「それを達成するための戦法練習計画」などの立案時に、当然チームの各リーダーの先頭に立って参加すべき「キャップテン」にも任命し、「ラグビーについての理解」を深めさせる

将来、日本代表になるべき時に必要な「身体、及び身体能力」について学ばせ、それを自分自身で時間をつくり鍛える「モチベーション」を持続できるようにさせ、実行させる
(その際、たとえば175cmは、それ以上は伸びないし、50の大幅な伸長は望めないが、それをカバーできる自分の特長を考えさせ、伸ばすこともやらせる)

チームのSOとして「ゲームをつくっていくことにより、『』をつくる」・
ゲーム運びを推進させる司令塔」となり、それに必要な「状況判断能力」、「パス、キックおよび抜く、ずらすなど、あらゆるスキル」の修得に邁進させる

高校レベルでは、FWはまずセットプレーでのボール獲得に全力を費やさねばならぬので「自陣から全員で攻撃し続ける」ということは効率的ではないのでやらないが、 「敵陣に入り、トライのとれるところからトライとれる戦法でトライを取りに行くというやり方」、あるいは現在の日本代表のシェイプとは若干違うかも知らないが、私が10数年もの前から推奨している「複数パス選択肢を持った・立体的な・突破の仕掛け」という同様の考え方のものを
BKだけのファーストフェイズのシェイプ」として考え実行して、ヤマト自身が、これを日本代表でもできると思ったならば、日本代表に選ばれた時に、代表監督に提案できるよう精進しておく

などというようなことは「将来日本代表候補選手として、まったく無駄には
ならないどころか、絶対やらなければならないこと」ではないでしょうか?

以上、Mさん、このほかに、抜けていることがあれば、返信して下さい。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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