2013. 07. 24  
アドバイス行脚から、久しぶりに戻ったが、京都も暑いのに閉口している。

先日は、「御所フェスティバル」と言って、御所市営の立派な芝グランドに、全国各地から20数校もの高校ラグビーチームが集い、1週間ぶっ続けで、入れ替わりたち代わり20分のゲームを、朝から夕方までやり続けるという「素晴らしいラグビー環境が、毎年繰り広げられる行事」に参加していた。

そして、この行事の世話をずっとやり続けているのが、「御所実高ラグビーチーム」なのである。御所実高の生徒たちは朝の5時過ぎに起きて夕方の7時くらいまで、グランドの設営、自チームの練習、ゲーム、また後片付けと、一日中動き回り、さらに学校に宿泊する他校チームの世話、そのうえに朝食、夕食は、保護者の皆さんの協力で提供していただくといった、学校あげての一体運営でおこなわれており、本当に頭が下がる思いで一杯であり、このラグビー以前である「他のチームへの世話」を成し遂げるということ自体での「チーム力アップ効果」が、近年の御所実高の「全国制覇を争う原動力」になっているのではなかろうかと、推測している。

たとえば、よく走れるスタンドオフが、スクラムハーフからボールをもらったら、CTB、WTBが居るにも関わらず、ボールを片手に持った横走りでWTBの外まで行き、そこでタックルされてボールを落とすというような「何がしたかったのか」と理解できない「宇宙人プレー」を、現在のラグビー現場で見続けている私にとっては、この「他人を思いやる心」、あるいは、死語になってしまったかと思われる「目配り気配り心配り」を、他チームの世話をしている中で植え付けようと頑張っている竹田監督以下・御所実高の皆さん方を見るにつけ、前記のように感じ入ってしまうのは、私だけだろうか。
(しかし、昨今の生徒の宇宙人ぶりは、さらに進んで物凄く、とてもじゃないがラグビーを教える以前のところで困っているとの監督談もあったが、、、

また、現在、巷で話題になっている「勝利至上主義」や「体罰」論議、しかしマスメディア、スポーツ評論家、教育現場の人々の全く観点があっていないその論議を見聞きするにつけ(横井視点:スポーツは勝つことをを目指してやるもの、「勝利至上主義」が悪いと言うのはおかしいのでは?また現在の若者達に、スポーツを理解させ、その能力を伸ばすのに、指導者が「体罰」を課すという選択が、間違っているのでは?)、もっと「現場におり現場で何が起こっているのかを理解すること」が一番重要だと思うのは、これまた如何なものでしょうかね?


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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