2013. 08. 26  
先週の「宇宙人のような中学生に、ラグビーをどう教える」という課題に対しては、ラグビー以前の問題について、ラグビー指導者のみならず、親御さんほか、ご家族の方々にも、本当に真剣に考えて頂きたいものである。

そして、このブログで何度もふれているように、「ラグビーとは、死にも至る
危険なスポーツである(頸椎損傷事故など)」ということ(昨今では、身体の適応能力の低下で、炎天下での激しい運動だけでも、熱中症での死亡の危険性もあるなど)を、舐めてもらっては困るのである。

故に、私が推奨しているように、中学生までは、室内競技のバスケットボ
ール、ハンドボール、バレーボール、屋外競技では、野球、サッカーなどで、しっかり基礎的身体能力、あるいはボールゲームスキルなどを身につけること、また、団体スポーツでお互い協力し合うことを身につける方が、「高校以上で15人制ラグビーをやる準備としては、よいのではなかろうか」ということを、良く検討して頂きたいものである。
最近では、体育の正課に取り入れられた「ダンス」を思いっきりやり、体幹身体能力協調性を高めるのも、非常に有効なのではないだろうか。

または、ラグビースクール制を活用するとすれば、小学生では「タグラグビー」中学生では「タッチラグビー」という「タックルなしのラグビー」で、後々の15人制ラグビーに使える身体能力、スキル、特にスピードを取得しておくということを目指す安全な方法も、考えて頂きたいもの。

そして、高校15人制ラグビーをするとすれば、まず人間としての「目配り気配り心配り」などを教えて人間形成を重要視する、さらに、現場では、安全を重視し、しっかり基本スキル、基礎練習を教えられるラグビー指導者が居るチームに入って、研鑽すべきであろうと思われる。

要するに「15人制ラグビーをやる人間は、社会的な分別を備え(ルール上いちばん規制が少なく、なんでも出来るがため、フェアープレー精神がなければ成り立たない)、味方はもちろん敵にも思いやりを持って(危険なプレーはちゃんと自制出来ないと死にも至る)戦える」という大人がやるスポーツであることを、本当に理解願いたいものである。



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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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