2013. 10. 09  
南半球のザ・ラグビーチャンピオンシップは、NZのオールブラックスの全勝で幕を閉じた。
これらのゲームを見て感じるのは、やはりフィジカル強さコンタクト激しさではなかろうか。あの不死身を誇るオールブラックスのキャップテン、リッチー・マコウでも、何年ぶりかの負傷で休むほどのもの凄さである。

また、2012年から参戦した世界ランク・トップ10アルゼンチンでさえ、6戦全敗、良いところまでは行くが、後半20分を過ぎると「激しい当たり合いで、コンタクトフィットネス消耗し尽し」、それが「ランフィットネスにも響き」、さらに頭の働きも鈍り・真っ白になる、これを私は「知的フィットネスも
なくなる」といっているのだが、そのような状態で負けていくのである。 
すなわちラグビーは、「80分間当たり続け走り続け、その中で瞬時に状況を判断して動き続ける」ということが出来てはじめて、「ラグビーをしている」ということになるのであり、これが出来るかどうかの差は、そうたやすく埋まることはないだろう。

また今年はオーストラリアのワラビーズ世代交代の時期で、経験の浅い代表選手が多く、この一段上テストマッチ激戦に揉まれていないと、とてもじゃないが、自分の思っているようなプレーが出来なくて、NZ・オールブラックス、南アフリカ・スプリングボックスには、これまた全敗。この辺も、よく理解をしておかないと、判断を誤ることになる。

11月には、オールブラックスが来日して、ジャパンと対戦してくれるが、先日遠征してきた若くて経験が浅く、フィットネスに少々難があったウェールズに勝てたからと期待していても、オールブラックスのメンバー構成によっては、大変なことにもなるだろう。

しかし、こうして世界のトップチームにもまれて、自チームの足らざるところを実感し、反省して鍛えあげることが絶対必要であり、その経験なくしては、絶対に強くならない。ラグビーには、ラッキーで勝てるということはないのであり、「勝ちには勝ちの、負けには負けの歴然たる理由が存在し、それの克服なくしては、絶対に勝利できない」ことを、肝に銘じておくべきであろう。

前置きが長くなってしまったが、次回からは、「真似をして良いプレー悪いプレー」について、具体的に書いていこう。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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