2014. 05. 12  
もう少し、先日の練習での「変なところ」の説明を続けてみよう、、、
「FW、BK一緒に混ざって、3人づつのラインをつくり、その走る方向に、
3っつのハンドダミーを置き、その間をすり抜けてストレート・ランをする」

FWBK一緒に混ざってやる」というのは、セカンドフェイズ以降であろうし、しかもフェイズを重ねてアタックできるということは、かなりの実力差を持っていなければならず、またFW、BKが同じレベルで出来るようにするというのは、「身体、及び身体能力優位外国チームオールラウンドプレーヤー15人集めてやるやり方」ではないのだろうか?

ここで、10日に行われた「ジャパンスリランカ」のゲームを思い出してほしい。ジャパンが100点を超える点数を取り勝ったわけだが、そのジャパンが世界ランクベスト8のチームとやる時は、どんなものだろう?
また、国内でも格下のチームが、格上に勝ちに行く場合は、ゲーム全体コンタクトフィットネス、ランフィットネスの彼我の状況を、よく考えておく必要があるのではないか?
スリランカほどの劣勢でなくても、格下の場合は「少ないフェイズで、しかも少ない人数仕掛けでトライを取る方法」を練習しておくべきではないか。
まさにスリランカが「BK一人の絶妙なズラシと、そこに寄って来た一人へのタイミングよい・ガット気味の短いパスで抜き去り唯一のトライを挙げた・あの素晴らしい仕掛け」の方も、練習しておかねばならないのではないか?

即ち世界でのジャパン、国内でも身体および身体能力で劣勢なチームが、格上のチームに勝つことを目標にするなら、「多フェイズで、人数をかける攻撃」を、いくら練習しても、ポゼッション自体が確保できなければ、またセットプレーで圧力をかけられ、ボールキャッチの時に大きなプレッシャーを受ける状態、あるいは捕まる状態ならボディコントロールが出来なくなり、ボールコントロールも失ってミスを連発し、シェイプも「絵にかいた餅」になる可能性があり、ホントにフルタイムにわたって、あの攻めが出来るのか、自チームとしての見極めを、しっかりやる必要があるのではないか?

余談だが、私は昨今のシェイプ10年以上も前から「BKでの三択(SOからBW、1CTB、2CTBへ同時にパスできる)仕掛け」など「日本オリジナル接近戦」をアドバイスしてきており、大学高校生のレベルでは、その方が出来やすく、現に幾多のトライを生む成果をあげており、U18レベルでは、日本代表フランス代表に、単独チームでも、サニックスワールドユースで慶応日吉高校オーストラりアの高校に勝ったりしている。

要は「自分達の身の丈に合ったこと」を練習すべきであり、それ以外の自分達が実際のゲームで、出来ないことを練習するのは、時間の無駄であり、またゲームマネージメントをイメージする場合には、無駄どころか「自チームが挑戦すべきレベル以上のことをやってミスをし、戦意喪失する悪い癖」がついてしまうことになる可能性が、あるのではなかろうか?

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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