2014. 05. 31  
現状の詳細を、もう少し書き続けよう。なぜ、これらのことを書くのか?
それは、高齢の指導者には、今一度現状の問題点をよく認識願い、「それでも、何とかしないといけない」と、考え直して貰うためである。
また、若い指導者には、日常一緒にやっていて不感症になってしまっていて、「そんなところが、問題なのか」と、気付いて貰うためでもあるので、もう少し、お付き合い願いたい。

それでは、「時間がない」ことについて、現状をもう少し細かく書いてみよう。
部活動そのものの時間が、学校から制限されているところが多いのだ。
たとえば、授業は15時過ぎまで、着替えてグランドに出てくれば、16時前、しかし全員が揃うまで、タダ駄弁って何もせず、やっと揃って始めたところで、17時までに下校しないと、ということで16時40分には練習終了となる
その他、グランドも、複数の部活動で、週2~3日の割り当てしかないところもあり、年間の合宿、遠征の活動日の量も決められて、満足にゲーム合同練習の日程さえ組めないところが多い
コンディショニング・トレーナーなどの専門家が居て、「ウェイトをやる日はフィールド・プレーはやらない方がよい」とか「週何日以上はハードすぎる、怪我するよ」などの考えが入ってきたりして、タダでさえ短くなってきている
ラグビー練習」の時間が、ますます少なくなる
そうかといって、「チーム戦略戦術からブレークダウンしたグループ練習個人練習メニュー」が渡されているとか、事前に教えられてることもなく、指導者居ないと、ほとんど何も出来ないチームが多い
「一日2時間グランドに出る」といっても、前後の「アップクールダウン」に20分づつ取られ、ラグビー練習は実質1時間20分、その内「ジェネラルな基礎練習」が入ると、「チーム練習」はさらに短くなり、結局「ゲームシチュエーションでやるチーム戦略、戦術練習」は、ほとんど時間がなく、その中でメンバー交代も頻繁にする。だから、心拍数120を超えた状態での練習が少なく、フィットネスが鍛えられない?
そんな中で、BKチームムーブ10数種類もあったりして、そうなれば、同じメンバーで呼吸を合わそうとしても、そのムーブを、「同一のメンバーで、年間何回、練習できるか」ということになり、とてもじゃないが、習熟出来るのは難しいと思われる
さらに練習そのもののテンポが遅く、ひとつのことをやると、次のことを始めるのに30秒以上かかる(例えば、BKライン7人でサインプレーをひとつして、次に戻ってサイドを変えてやるだけでも、、、)そして、それを計ったこともなければ、問題だと思わないチームが多い
(もう一つのとして、関東の大学ゲームでは、トライ後の次のキックオフまで2分2分45秒関西の大学ゲームでは、2分30秒3分以上もかかる
これだけで、大学の実力が計れる?)

など、またこれも数え上げれば、キリがない。そして一番の問題は「これらがそのチームのゲームのテンポになる、あるいは時間管理の実力になる」と認識していない指導者プレーヤーが多いということではなかろうか。
では、どうすれば対策出来るのか、各チームの環境が違うわけで、結局は自チームごとに考えて貰うしかないということではなかろうか。ただ、少々の改善ヒントを、次回に書いてみよう。  


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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