2014. 06. 09  
6月7日カナダ現地で行われたジャパンのカナダ戦で、ジャパンが逆転勝利を収めた。ホームの日本で、ウェールズや、サモアに勝ったゲームと違って、アウェイで勝ったことは、それなりに評価できるゲームではなかっただろうか。

但し、常々指摘している「ゲームの入り」が悪く、また前半の終盤に、チーム全体での多反則で、堀江シンビンとなった時に、セットプレーの乱れから9-25とリードを許したのは、いただけない。
しかし、後半FW8人に戻ると、セットプレー、特にスクラムでカナダを圧倒しだして、以後は「攻守とも前に出る」ことが出来、後半は結局25-0、合計34-25で、勝ったもの。

いま、「日本オリジナルなプレー」について書いているが、このゲームの中で、⑨田中⑩立川⑫田村純日本人トリオでの・良いプレーが見られたので、書いておこう。

それは後半、FWが優勢になると、BKに余裕が出来、⑧→⑨で田中が外側にズラセたところで、⑫田村真っ直ぐフラットに上がり、その裏にポジションチェンジ気味に⑩立川が入りパスを受けて抜け、⑬マレ・サウを飛ばし、⑮五郎丸⑭藤田と回してトライ、そしてその後、今度フラットに上がった⑫田村パスを通して、そのまま⑫田村真っ直ぐ走るだけでトライという、まさに「フラットでの裏、表のプレー」が出来たことである。
(どこが良いかというと、外にズラセていること、ボールの軌跡がフラットであること、走るコースが真っ直ぐ走れていること、素早くパスまわせていること、「裏と表」で駆け引きが出来ていることである)
このように、シンプル力強いムーブが良いのであって、7日のブログでは、「日本人特有のプレーを表現できていないのでは、、、」と書いたが、この
プレーは、若干それに近づいたと評価できるものではなかろうか。今後に期待したいものである。

ここでもう一つ、示唆しておきたいのは、これも前々から言っている「アジア大会、パシフィック大会でループが決まっても、フレンチバーバリアンズが相手では決まらない」「サモアカナダのようにFW8人の総重量が同等なら戦えるが、50㎏以上の差が出てくるとシンドイ」「現代のラグビーは、BKがなく、セットプレー優劣で、勝敗決まる」ということ。このあたりで、
FW劣勢でもBKで勝つといった・痛快なラグビー」があっても、良いのではなかろうか?


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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