2014. 07. 10  
それでは、アタック編の最後の説明この推奨策「ワンツー」などを、どんな練習方法により、現代の若いプレーヤーに落とし込むのか?

例えば、この「ワン」は、⑩からのパスを⑬のほか⑫、⑪など複数の選択肢にもパスできるようになっており、それをどんな順番でやるかによって、敵と
駆け引き」をすることが出来る。また「ツー」で惹起する「3対2」は「自チームが何時、何処でやるかもわからないようなジェネラルな3対2」じゃなく、「残り5分、4点差で負けていて、敵陣22メート左ポイントのスクラム・マイボールの時に選択するムーブで、ワンでゲインを切った後の早い球出しの際に⑩、⑮、⑭でやるという具体的な3対2」となり、自チームが実際のゲームにおいて実行するゲームシチュエ―ションそのままに練習すれば、良いのではなかろうか。

ゆえに、そのような練習をすれば、実際の自チームのゲームマネージメント(時系列的、地域的に、すなわち何時、何処から、どのような方法で、トライを取りに行くのかのチームとしての決め事)をチームに落とし込むことが可能となり、今の日本のラグビー環境においての弱点である「時間がない、指導確保が難しい」などにも、対応できることになって、よりプレーヤー自身に「これなら出来そうだ」、「この方が効率的や」、「この方が楽や」と思わせることが出来るのではなかろうか。

また、この「接近戦らしきムーブ(基本的なスキルを鍛える時間、つきっきりで教えられるコーチの確保が難しいので、本格的な接近戦再現は難しくこのあたりでガマンしてもらうしかない?)」は、ホンの一例で、このほかに、 数種類のアイデァを出し、その中でも「シンプル(Simple is best)で、力強い
もの、真っ直ぐで勝負できるもの、接近したところで敵のDFより目が離れるもの」に絞って練習し、習熟すれば、いまの若いプレーヤーのスキルレベルでも、実現可能と考えられるのではなかろうか。

ただし此れは、あくまで現在の日本のラグビー環境下において、いまだに
身体、身体能力の鍛錬極限まで出来ていない、また基本スキルも十分修得出来ていない・中学、高校、大学レベルのプレーヤーにさせる姑息なやり方であって、国代表レベルで本当の意味の「日本オリジナルなラグビーの創造」については、日本人DNAを根本から呼び覚ませられるよう環境を整え日本民族の世界に冠たる言語能力、知識力を駆使したコミュニケーション能力や、日本人の緻密で、正確に物事を成し遂げることに必要な、勤勉性、持続力、集中力など崇高な国民的性格をも鍛え直した上に、高校、大学レベルからの「ラグビー専門学校設立」するくらいの、本格的な取り組みを必要とするものだと推察する。

なお、「アタック接近」について説明したが、本来は「ディフェンス接近」の方が、アタックより先にやるべきことであり、サッカーでのワールドカップで起こったように前回優勝のスペインの初戦、リーグ戦でのジャパン、準決勝のブラジルでの「ディフェンス崩壊」が、予想外の大敗をもたらすものだというようなことも、大いに認識しておかなければいけないことであり、その辺のことについても、次回に、若干説明してみよう。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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