2014. 09. 01  
いま私が、初めてのチームに「ラグビーのひととおり」を、 アドバイスしようとすれば、最低でも「三日三晩」、延べ20数時間の講義と実技の講習が必要であり、昔は無口であった私()が、「必要にせまられて喋りまくる」ことが出来るようになってしまった。
以前は得意であった伝え方、「阿吽(あうん)の呼吸で」とか、「背中引っ張る」とか、「不言実行」などの出番は、全くなくなってしまったのである。

すなわち、時代が変わり、環境が変わり、が変われば、自分が経験したことなどは、 「不変の真理」に基づいたこと以外は、クソの役にもたたず、自分自身も、今の変化を洞察認識して、今迄の体験にプラスして、新たな経験を自ら求め、それらによって進化した自分を創りあげた上で、「いまの人」に当たらなければならないのではないか。

また、「人を変える」なんてことは傲慢なことで、他人に良い経験をして貰って、「これをしたい」「こう成りたい」と自ら感じて貰い、自分から進んでやろうとして貰う、また、そういう個人が集まったチーム全体として、そういう雰囲気になって貰うような「もって行き方」が、重要なのではなかろうか。

だが一方、「ねばならぬ」となると、指導者の方に、ストレスがかかり過ぎるのも確かで、私も多くの現場で、「意思が通じない失敗」をいっぱい経験させられ、逆にその現場指導者のやり方を学ばせてもらったこともあった。故にそんな時は、「プレーヤーとの駆け引きに、どうやって 勝ってやろうか的な取組み方」を考えることなども、一方法ではないだろうか?(

そういうことで、指導者の方々、本当にご苦労さんだし、「釈迦に説法」だと思うが、今の若者との付き合い方ヒントを、参考までに羅列しておこう。

人間に興味を持ってもらうことが肝心、それには最初の「ツカミ」が必要
全員に話する時は質疑応答方式で、誰に指名するか分からない緊張感を持たせながら進める。それでも10分以内くらいごとに、気分転換させる
(体操なんかより、チューチュートレインなどのダンスがいい?)
質問は、にかいたり、動作で具体的に示すなどしてもらい、「自分自身の意見」も言ってもらう
指導者が、すぐに回答しないで、他のプレーヤー回答してもらう
ゲーム中、変なことが起こった時は、事実を「全員に確認」して、その時
どう思ったかなどを、しゃべってもらい、チームとしての原因を探る
テーマを決め、小グループで討論させ、リーダーにまとめて発表させる
個人的に話する時は「お前なあ、今日は良かったよ」と褒めて肩を抱く
そして、諭す時は「個人ごと」に、褒める時は、 「みんなの前」で、具体的な「良い見本として実践させ、他の者にも『いいね』と感じさせる
個人的諭した時」は、他のスタッフが必ずフォローしておく


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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