2014. 09. 27  
行脚では、昨今のパス攻撃スキル低下対策として、或いはパス攻撃との「表と裏」であり、「駆け引き」としても行なうべき・「効率よい前パス(キックを敢えてこう言う)」の活用を、15年前の現場に戻った頃から推奨し、力説しているのだが、今の若いプレーヤーは、どうもやりたがらない。
パス攻撃」を成立させようとすれば、15人全員がパスのスキルを伸ばさなければならないが、「前パス攻撃」は一人のキッカー3人のチェイサーを鍛えれば出来るのだから、この面でも効率的と思うのだが、今のプレーヤーは意外と保守的で、取組み難いようである。

私も現役時代はキックが下手で、グラバー以外は蹴ったことがなく、理想では、パスをつなぎまくる・「ノーモールノーラックのゲーム」を目指していたわけだが、「駆け引き」という面からは、簡単な「グラバーキックと、ショートパント」だけは練習し、有効に使ったものである。
また、失礼ながら、今のプレーヤーのパスモーションの遅さ、敵ディフェンスをコースで殺すやり方の下手さ、キャッチング・ミスの多さ、などから考えると
前パス」の練習の方が、俄然簡単効率的ではないだろうかと考えるのは私だけだろうか。

丁度、帰って来て「ニュージーランド南アフリカ戦」を見ると、双方とも「前パス」を随所に使った大いに緊張感ある・オーソドックスなゲームで、終盤にニュージーランドが、敵ゴール前で「キックパス」を受けた者にサポートしたキャップテンのリッチ―・マコウがトライして、14-10逆転勝ち

トップリーグでは、神戸製鋼サントリー戦で、神戸がうまく「前パス」などを効率よく使い、パス攻撃主体のサントリーに、29-22で9年ぶり勝利。前半を7-3でリードしていたサントリーの先制トライが「前パス」であったというのも、面白いものであった。
また「前パス」を使い、結果的にフォワードを前に走らせる・効率的なゲームマネージメントが、神戸のフィットネス温存させ、神戸のディフェンスが、自陣ゴール前でのサントリーの猛攻をもターンオーバーするなど、最後まで
崩れなかったのが、大きな勝因ではなかろうか。

このように、「ゲームどう創るか」の観点が、重要なのではなかろうか。


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Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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