2014. 10. 10  
もうだいぶ時間が経ってしまい、大変遅くなりましたが、先日書いたテニス錦織選手、ラグビー大野選手の「生い立ち」から、「世界一流選手への足取り」、に関する「育成の視点」についての対比は、なかなか難しく、大した話にはならないと思いますが、なんとか書いてみましょう。
なお、両選手の情報は、インターネット情報を取捨選択したものであり、もし引用に間違いがあれば、ご容赦頂きたい。
また、「テニスという個人競技と、ラグビーという団体競技に必要な能力と、その鍛え方対比」と言っても、私自身は医者でもなければ教育者でもないし、私個人のあくまで「推測と独断」で書いているものであるので、この点についても、ご理解を頂きたい。

さて、古来から示されて来た・世界に冠たる「日本人優秀な資質」、特にスポーツにおける「敏捷性巧緻性耐久力」といった身体能力の特徴や、また「勤勉公平正直規則遵守」といった性格面での素晴らしさなどは、日本人のDNAとして何千年もの間、連綿として受け継がれて来たものと、思われます。
しかし、日本人は、主に第二次大戦後の種々の環境変化に、すくなからず順応していき、その日本人たる最良の資質が、昨今はだいぶ薄らいできたのは、確かではなかろうか。

だが、個人競技では、幼少時からの「日本人DNAの必死の呼び覚まし」、家族はじめ、コーチの「絶え間ざる導き」によって、大いなる成果をあげてきており、テニスの錦織をはじめ、体操の内村航平、ボクシングの井上尚弥、フィギュア・スケートの羽生結弦浅田真央、スキー・ジャンプの高梨沙羅、ゴルフの松山英樹宮里藍古閑美保、レスリングの吉田沙保里、卓球の福原愛石川佳純、あるいは、ちょっとジャンルは異なるが、バレエの二山治雄前田紗江、といった人達で、証明されているのではないだろうか。

彼らに共通しているのは、例えば親がコーチとして、つきっきり指導したとか、毎日数時間も練習できる場所があったという、幼少期に周囲の環境に大変恵まれていたことである。またそれらに加えて、彼らが世界で活躍するには、例えば錦織の「エアーケイ」、内村の「類まれなる空間認識の優秀さ」、羽生、浅田の「ジャンプの正確さ」、吉田沙保里の「外人には考えられないほどのタックルの素早さ」など、日本人オリジナル武器を、それぞれ工夫をして、考え出し、そして血の滲むような練習身につけていった、という特徴もあるのではないだろうか。

すなわち、個人競技では、このように幼少期から、整備された場所で、指導者が付きっきりで鍛えれば、日本人の特長を遺憾なく発揮するような選手に育てることが出来る土壌が、まだあるということではなかろうか。

しかし、ラグビーという競技は、上記の個人競技と比較して、「コンタクトのある団体競技」ということで、また「周囲の環境面(時間、場所、指導者)」で、大きなハンディキャップがあり、その中で日本人の特長を呼び覚ませるには、コーチ、プレーヤーともに、個人競技より格段の大変な努力が必要になるのではなかろうか。
その辺については、次回に、、、


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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