2014. 11. 02  
昨日行われたマオリ・オールブラックスジャパン15のゲーム(国代表でのテストマッチではない)は、トライ数8本-3本61-21の完敗という残念な結果に終わった。

今回は、来年のワールドカップに向けた試行試合の意味あいも強く、「自陣から積極的に展開するという作戦」に終始することのようであり、事前に合宿もして、ゲームに「ある意図」をもって臨んだのは良かったが、今迄9連勝して来た敵チームより、少しは骨のあるマオリ・オールブラックスの「前へ出て、強烈なタックルを見舞う・ディフェンス」にプレッシャーを受けて、私がいつも危惧している「多フェイズで攻めても、トライを取り切れずに、ミスターンオーバーでボールを奪われ、挙句には、素早いカウンター攻撃でトライを献上してしまう」、すなわち「7点取りに行ったが取り切れずにミスって、一挙に切りかえされてトライされる、差引14点差の愚」が6回もあって、大量点差になってしまったのである。 

だが、スクラム、モールでは、敵を圧倒することが出来たのだから、今後の
ゲームマネージメント修正」で、改善される余地は、たくさんあることが認められた。

特にジャパンがアタックの柱にしている「シェイプ」は、FWが前で、その後ろにBKが位置して行なっているのだが、BKの方が「ボールを受ける、敵をずらす、そしてボールをつなぐ」ことが上手だから、BKが前に出てフラットに位置し、その後ろにFWが位置する方が、ゲインラインを切りやすく、ミスも減らせるのではと思うが、如何?

また「シェイプ」も、中盤ではある程度、進めるのだから、トライを取りに行く
起点」を前にもっていって、22m以内からやれば、トライを取れる「確率」は増える筈、また、「横にだけでなく、縦にゲインを切りに行ける『仕掛け』を考えれば、よりトライが取れやすくなる」のではないか。

そして一番の問題は、「攻めあぐんで、結局ミスって敵にボールを奪われた時の『イレギュラーアンストラクチャー?)なディフェンス』を練習するのは、至難のわざ」ということ、故に、敵との実力差から、ミスなく出来る「フェイズ」をあらかじめ予測して、それを過ぎるまでに「グラバーキックで攻めるという選択肢をつくる」のも一つの手、そうすれば最悪の時、敵ボールになっても、セットに戻り、「セットに戻せば、ストラクチャーディフェンスで、守りやすくなるのではないか?」

これらのことを修正するのは、なかなか難しいだろうが、まだワールドカップまでには1年ある、頑張って欲しいもの、、、


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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