2014. 11. 09  
昨日秩父宮ラグビー場で行われた「マオリオールブラックス(MAB)」との第2戦は、20-18惜敗であった。

先週の大敗後に書いた、「私の推奨策」の内、スクラム、モールで敵を圧倒し、トライのとれるところから、トライのとれる方法でトライを取りに行く」で、ふたつトライを得たこと。「シェイプの改善」は、時間がかかるので、無理として「攻めあぐんだら、転がるキックで攻め、最悪敵ボールになっても、セットに戻せば、ストラクチャーディフェンスで、守りやすくなる」を、ある程度実行した結果、敵を3トライ抑えることが出来たのではないだろうか。
すなわち、第1戦で61-21と大敗した敵でも、「ゲームマネージメント」を、少し変えるだけで、これほどの差が出たということではないのだろうか。私が常々、ラグビーは、『心と身体が連動するスポーツ』、『ゲームを創ることにより、心をつくることが出来る』と言っている意味が、お分かり頂けたろうか。

しかし、それでも『勝ち切れなかった』、そこにはまた、そこに、理由(ワケ)があるのではないか。

72分JP(ジャパン)はPGで、18-15リードした後、74分に、JP10mライン付近でJPボール・スクラムになる。そこで得意のスクラムを押し込み、敵のペナルティを誘発させ、PKで敵陣深いタッチへ蹴り、マイボールのL/O(ラインアウト)、残り時間5分強。(L/Oモール狙いか)

そこで、私の疑問① : なぜ、もう一度、スクラム選択しなかったのか?
(キャップテン・リーチが負傷したからか?ここで、スクラムを選択していれば、絶対有利な状況で、さらに時間を3~4分稼げるし、MABの「」は、ますます萎えたのではなかっただろうか?)

しかし、JPはここで5人のショートL/Oをやった結果、ノットストレートで、敵ボールになってしまう。

私の疑問② : モール狙いで、なぜオールメン(8人)L/Oをしなかったのか?
(オールメンなら競って来ない可能性あり、スロワーへのプレッシャーなし?
また、キャッチが不安なら、1下リメイク・モールの手もあったのでは?
絶対にミスを起こさない、これだけは絶対出来るものを準備しておくべき?)

さて、敵ボールになった結果MABは、自陣スクラムからウィングまで展開し、その場面で逆に、私の推奨策・転がるキックで攻め、JP山田セービングするも、タッチに押し出されて、MABボールに、そして、そこからが早かったMABクイックスローインで、逆オープンに展開し、再逆転トライをもぎ取ったのであった。

これが国際ゲーム!勝ったことのないレベルのチームに、「勝ち切る」ことの難しさなのである。そのためには、これら修羅場の経験を何度も踏んで、
絶対に勝つ」というメンタルを鍛えておくこと、そういうシチュエーション予測した具体的な対応練習(たとえば、あと〇分、自陣〇〇m、〇点リードなどを想定して、、、)を、しておかなくてはならない。

先日ブログに書いた・14年前京都成章伏見工の場合も、「勝っていいんだよ」という「」の持ち方と、京都成章のスタッフに「リードすることになるから、最後5分以上連続ディフェンスの練習をしておいた方が良いよ」と、
アドバイスしておいたのに対し、監督以下スタッフが、その具体策を生徒達に必死に落とし込んだ結果、実際には、伏見工の「最後の猛攻・6分30秒」を耐え抜いて、優勝したのである。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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