2015. 01. 08  
決勝は、東福岡57-5御所実と、残念ながら御所ファン期待にそわない不本意な結果となってしまった。

今回の御所実は、「前へ出るディフェンス」と言えども、「ゲームの入り」で、
まず、敵がどう動くのかを見てから動く、すなわち「攻撃側主導権」がある戦いに、なってしまったのではなかろうか。
準決勝東福岡-尾道戦の終了10分前まで、同点だったゲームのビデオと見比べて、どのあたりが違うのかを、見ておいて貰いたいもの。

尾道のディフェンスは、最初から出足よく「間合い」を詰めてから、敵を追い込むという「守備側主導権がある、アタッキング・ディフェンス」を実行し、ディフェンスでもトライをとりに行こうとやっているところが、違うのである。
先日、第88回に御所実と京都成章が3-0の素晴しいディフェンスゲームを披露したと書いたが、今回御所実に敗れた京都成章今日御所実は、5年前に出来た「徹底して前へ出る」ことを忘れてしまい、「見るディフェンス」に退化してしまったかと推測され、残念なことではなかろうか?

大きな機関車は走り出したら止まらない、しかしディフェンス側が攻撃側よりスピードよく飛び出して、肩でタックルすれば、『エネルギー=重量×速度の二乗』で、きい敵でも、さい守備側が、倒すことが出来る。
そして、第一次のディフェンスで、ゲインラインより前で倒せば第二次以降で「数的優位」が確保され、次のフェイズでも前へ出ることが出来て、ターンオーバーを狙える。

これを証明したのが、『尾道ディフェンス』だったのではなかろうか。
そして、このディフェンスをやりきるためには、「低い姿勢瞬間ダッシュ」の絶えざる鍛錬が必要であり、「やらなイカン」と、考えてからやるのじゃなく、そのシチュエーションになれば、身体が勝手に、そのように動くまで、身体に覚え込まさないといけないのである。

但し、この際、安全面から「低い姿勢をとる時に、頭が下がってしまう」ことだけは絶対ないように留意する必要がある。しかるべき指導者の居るチームで「15人制ラグビー」をやるべきであると言っているのは、このためである。
そして、「7人制ラグビー」とは別物であり、また、 6人でやりタックルのない
タッチラグビー」などとは、棲み分ける必要があるのではないかと、推奨しているのである。


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もうひとつの花園、U18合同チーム東西対抗戦
決勝戦の前に行われたU18東西対抗戦の動画をアップしました。単独チームとしては大会に参加できない選手の励みになる、すばらしいプロジェクトだと思います。
*前半 http://youtu.be/RMHGsNF7inI
*後半 http://youtu.be/x2bEHZaRtA4

Re: もうひとつの花園、U18合同チーム東西対抗戦
> 決勝戦の前に行われたU18東西対抗戦の動画をアップしました。単独チームとしては大会に参加できない選手の励みになる、すばらしいプロジェクトだと思います。
> *前半 http://youtu.be/RMHGsNF7inI
> *後半 http://youtu.be/x2bEHZaRtA4

横井です。ありがとう。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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