2015. 03. 23  
今年のシックスネーションズ、最終節までは、イングランドアイルランドウェールズ3勝1敗でならび、この3チームが、下位チームとの戦いで、どれだけ得失点差をつけて勝つか、「得失点差」で優勝が決まるということになった。
ということで、いつものシックスネーションズのゲームとは違って、「勝ちに拘った堅実な試合運び」より、「いくら得点を取りに行くか」の面白い展開になって来ていた。
そして、 まずウェールズが、 イタリアに61-20で勝ち、得失点差を+53としたが、次にアイルランドが、スコットランドに40-10で勝って、得失点差を+63点として、この時点で、ウェールズの優勝はなくなり、時間差で一番遅く始まったイングランドーフランス戦で、イングランドが、 4節までの+37点差を、 27点差伸ばす+64点差にすれば、優勝出来るというシチュエーションになった。

そして、ゲームに入ってすぐにイングランドがトライを決め7-0と幸先良いスタートを切ったが、前半の中盤でアタック中にミスが出て、フランスに逆襲されて2トライを許し、一時は逆転リードされたが、盛り返して27-15で、
前半を終えた。
そして、後半両軍とも積極的にボールを動かすが、ミスが多く、ディフェンスも脆くなり、どちらが下手をして得点されるかの「乱打戦」で、ラグビーの内容は乏しく、結局最後6分前の74分55-3520点差となり、イングランドが、あと、ワントライワンゴール優勝と盛り上がり、フランスのゴール前に攻め上がったが、最後に痛恨のペナルティをして万事休す、昨年度と同様、得失点差でアイルランドに及ばず、2連覇させてしまった。

私見では、やはり「55-35」なんてゲームは、「意図をもって、きっちり創りあげたゲーム」とは言えず、私の「推奨策」は、「前半は堅実にいき、自軍がトライを取れるとれるところからキッチリ得点を重ねて、29点差まで広げて、フランスの『心を萎えさせて』から、大勝すべき」だったのではなかろうか?

それと、今まで多くのペナルティショットに任せていたチームが、トライを取りに行こうと思っても、すぐに出来るわけがなく、私が日頃から「敵ゴールに近ければ、トライとりに行くべきだ」と言っていたのは、こういうことも想定してのことであり、さらに、トライを取りに努力することが「シックスネーションズのレベルを伸ばすことにつながり、南半球のラグビーに対抗して、ゲームが面白くなる」と思うからである。今後に期待したいものである。

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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