2015. 04. 03  
2010.7.30実際のアドバイスⅡの続き

5.タックル練習  その3 (ラインでのタックル練習)

攻撃側:Backs 3人
守備側:Backs 3人+FW 3人 (ハーフのそばで地に伏せている)Ball In で跳ね起きて、守備側のフォローに駆けつける。
(「守備はシンドイけど、やらなイカンのや」とイヤイヤやらせるより、攻撃側を3人、守備側を6人ならターンオーバーでき、「守備側の方が得や」と「守備側を好きにさせる意味」も、込められるのではないか?)

a.最初は、攻撃側と防御側のラインの間隔を短くし、スピードも、そう上げずに行い、守備側に、まず成功体験を覚えさせよ。

b.前に出るタックルをせよ。相手との「間合い」を縮めよ。つぶしに行け。
「間合い」を先に縮めた方が、相手のスピードが上がらず、有利になる。
(まずはトコトン前に出て、攻撃側を追い詰め、プレッシャ―を与えると、敵はミスをする。この「追い詰める楽しさ」、「Defenceの景色が変わる面白さ」を味あわさせること)

c.Backsが前に出るタックルをすると、FWのフォローが斜め前向きのコースで、タックルも横からの入り易い角度になり、俄然、Defenceが楽になる。
「そうだな?FW?」(FWうなずく)「Backsよ、やったれや。判ったか?」
  
d.前に出るタックルをすると、Defenceで押し上げることができ、数的な優位をキープできる。下がりながらのDefenceでは、止めることが出来ても、ゲインを切られ、敵は加速ラックとなっていき、結局は数次のディフェンスを余儀なくされて、効率的でない。

e.3段走について
「走り始めからタックルするまでの3つの区分」
・初速は高めよ。⇒相手との間合いを詰める方が得である。
(防御側のラインの後ろに、もう一列付けてジャージを後ろから引っ張り、急に離して初速が高まるようにする)
・次いで、前を見、状況をよく見よ。⇒スピードは緩める。
・敵が抜いてきたら、速度を上げてタックルをせよ。
(3段階のスピードの変化、「急→緩→急」、初速はTop Speed、前を見るときはTopの8割程度のスピード、タックルし相手に当たる時はTop Speed)
  
f.数を読め
・敵・味方の人数の差をよく見よ。人数差から、対応を瞬時に判断すること。
・敵が4人、味方が2人なら出るわけにはいかない。しかし敵が5人、味方が4人なら前に出れるのでは、、、自チームの練習により判断のこと。
・外側にいるウイングがよく見える筈だが、ウイングだけでなく、全員がよく見て声を出し、どのディフェンス(「詰め」か「アップドリフト」か)で行くか、言い合え。(そして、その判断が一致して行くように、、、)

6.Defenceの練習方法

①Pillar Defence (二次以降のの防御)

a.15-15で「連続ディフェンス」をやる。一方に、ゴールからゴールまで攻めさせ、ターンオーバーできても、また敵に球出しさせ、100mを何分間、守り続けられたか?をやってみる。

b.ピラーは、3人確保することがベスト。しかし、連続する中で、またいろいろな状況の中で1、2人の場合になった時なども、「どういう役割分担にするのか」、これから6ヶ月の伸びしろも考えて、「??校Pillar Defence 」の「独自の基準」を作ること。

c.ここで重要なのは、適切な声を出すこと=コミュニケーション。
・俺はコイツに行く、というNominateである。
・何ディフェンスなのか(「詰め」か「アップドリフト」なのか「ターンオーバー狙い」か)、チームの意思を統一せよ。
・「まかせろ」「内見ろ」など、意志の声、指示の声を言え。

<その後の変更 : ディフェンスについては、最近のプレーヤーは、小さい時からドリフト中心に行われており、また5メートル下げられているので、さらにはまた、「究極のシャローディフェンス」は、今の若者の身体能力では無理なので、ディフェンスシステム的には、個々の現場コーチに任せている。但し、「肩で行く」「低い姿勢で行く」「初速あげる」「3段走をやる」「タックルポイントのつかみ方」などの基本は、変わらず生きている筈、「それにこそ拘るべき」と、アドバイスしている

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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