2015. 04. 13  
2010.8.1「実際のアドバイスⅣ」

実際のアドバイス方法の続き「」を載せよう。

9.キック合戦
今から、「キック主体で攻める・キック合戦」のやり方を、教える。

a.FWは左右で分かれよ。BKはフロントスりーとバックスリーで分かれよ。
赤と黄色のビブスを着て、分かれよ。

(要領が判れば、あとで??校として行なっている分かれ方で、前に出る者、後ろに残る者の分け方を、決めること。前に出るBK、前に出るFW、後ろに残るFW、後ろに残るBKの4層をつくれ)

b.タッチは5mラインとし、タッチを切っても、すぐに投げ入れて続行せよ。

c.捕まっても、ポイントにして、ポイントをつくった方のボール出しで、延々と続けよ。10分~15分くらい。

d.この中で、「自分がどのようなPositionを取るべきか」を考えよ。
・広い視野を持ち。蹴るべきところに蹴り、走るべき所を走れ。
・これををやっている内に、自分に必要なキックの種類を考えて、個人での
練習を自分でやれ。
・「まだ頭が働くウォーミングアップ時の練習」、あるいは連続して行なうことにより、「フィットネスの練習」にも使える。

(行なうスペースを「敵、味方22mラインの間の中盤」などと指定「何フェーズまでに、キックを行なう」などと指定してやれば、「自チームのゲームマネージメント落とし込み」にも使える)

10.BKとFWに分かれての練習

今から、FWとBKとに分かれて練習する。FW前5人は、とりあえずスクラムとラインアウトを練習しておいてくれ。あとから指導に行く。FWの第3列はBK側に来て練習してくれ。

(1)BK練習

a.パスは、自分のパス能力、および味方の受けやすさを考えよ。
最近は、スクリューパスの持つ手を少しずらせて、ボールを立たせて持って、「柔らかく放る」ことを推奨している

b.パスのタイミングをあわすには「滞空パス」をせよ。
当たる前に、滞空パスをせよ。ただし、「当たることが出来て初めて、当たる前ギリギリのパスができる」、当たれない者には無理である。

c.つなぐ時は、当たる直前に、「低い姿勢でボールをプレー出来る空間」を、創りだせ。

d.突破する時は、低い姿勢でずらして、「究極の当たり」をせよ
⇒そうすると相手は引く⇒引かれたら「前転」してポップせよ。

e.いずれの場合も、ボールは両手でさえ持っていれば、、、
⇒後ろに来ている味方につなげられ、最悪でもダウンボールができる。

最近のディフェンサーはアタッカーが両手で持っていると、タックルを躊躇することが多いので、両手で持っているだけで、抜けることもある?

f.なぜ抜くことができるか?

AA.接近戦でのパス
・例えば、味方のSОがボールを持って、抜きに横へ進む。
・味方CTBの対面・敵CTBは、そのSОを見るために、味方CTBから視線が離れる
・その際に、SОからCTBにパスを放れば、抜ける。

BB.ラインで協力して、「複数人の動きで、抜きに行く」
・システム(仕掛け)で抜く。「抜く⇒ずらす⇒つなぐを、何処で、誰と誰がやる」と最初から意図してやれば、絶対思ったとおりに突破できる
・ずらせば、立っていられる。倒れるまでの間に、つなげ。

こういうことを入念に練習して、ミスなく出来るようにするのが、日本人の
特長である。これで「成り行きでやる外人」とは差別化が出来るのである

CC.このようにして「ワン」でゲインラインを切れば、敵ディフェンスの裏に出れて、外側でつなぐことが出来ればトライに直結する。
もし捕まっても、そのポイントでの早い球出しで、次のフェイズ「ツー」の数的優位で、トライがとれる。

これを「横井のワン・ツー理論」と呼び、「わかっていても、止められず」
オールブラックス相手にでも出来る(笑)と、推奨している


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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