2015. 04. 15  
2010.8.1実際のアドバイスⅣの続き

(2)FW練習

①スクラム:最近のラグビー試合は、50%以上は、FWで決まる。
・プロップが、一番大切である。
・スクラムがちょっと押されたら、すべてに影響する。

②スクラムを強くするには、ただ数多く組むだけじゃなく、「8人がどのようにバインドよく固まれるか、各人の押す力がどのように伝わるのか」を、 感じてやるべきではないか。しかし時間がなければ仕方がない、とりあえずは弱いチームが強い敵と組むには、「押すスクラム」ではなく、「押されないスクラム」の考え方は如何?

a.押されないためには、どうしたらよいか?
⇒例えば、フロントローに他のプレーヤーを持ちあげさせる。何も意識させなければ持ちあがるが、、、
⇒横井コーチ「体を固くして、持ち上げられないように意識してみよ」と指示、
⇒横井コーチ「プレーヤーが腰を落とし、丹田に意識を集中させると、簡単には持ち上げられなくなる」
⇒これと同じ原理で、 「固まって、意識を集中させれば」、 押されないのではないか?

b.強い敵に、 「押すこと」は出来ないかもしれないが、「押されないこと」は、 より少ない努力で出来るようになるはずでは、、、

c.押されないためのスクラム
・重心を低くして、意識を集中せよ。
・8人が固まれ。パック、バインドをしっかりとせよ。

d. ロックの押し
・フロントの尻が、ロックの肩に乗る感じで低く、押すのは「尻の穴」を心がけたらどうか。

(但し、以上のことで、疑問がある場合は、専門家に聞いて下さい)

③ラインアウトのディフェンス

a.横井コーチの前置
・Attackのやり方は、君達で考えてくれ。Defenceの場合についてのみ話す。
・敵のラインアウトを調査せよ。何本立てて来るのか、どのように動いて、前・中・後のどこに投げるのが、多いかなど、、、
・但し、これだけでは、サインを変えられたらダメなので、敵が動いてきた時に、こちらも、すぐ同じように動けるようにせよ。

b.ロックは敵のロックではなくて、敵のスローワーだけを、注意して見続けるようにせよ。
敵のロックの動きをみるのは味方のロックの前後にいるFWとし、敵のロックの動きに合わせて、味方のロックを押したり引いたりし、前後の動きに素早く追随せよ。
⇒丁度、敵の動きを映す鏡(ミラー)の像のように、自分たちも素早く前後に移動せよ。
ロックは両側のFWに身を任せて、動かされるままに動け。

c. 味方のロックは、 「注意を、敵スローワーの投げ入れる動作のタイミング
読みきり」に、集中せよ。 
⇒敵スローワーが投げ入れる瞬間を見逃さず、同時に跳び上がれば、対面のロックの捕球動作を、最もタイミングよく邪魔することができるはずである。

d.ロックからの質問
ロック「ちらっとは、相手側のロックも見たい。」
横井コーチ「9:1ぐらいで、スローワーを見るのでよい。」

このほか、弱いFWには、 「複数人で固まって対抗でき、訓練さえすれば強いFWにでもトライが出来るモールリメイクモール敵ゴール直前のFW押し込みトライ」の方法を伝授するが、これはチームの状況により教え方を変えるので、此処では省略。だが、FWで確実にトライをとるには一番重要なところ、これは、現場でしか説明無理である

(3)再びBK練習
  
a.真ん中のスクラムはチャンスである。
⇒右に行くのか、左に行くのか、相手には判らない。
⇒ラインをアップすれば、誰かが、必ず明確に、空くはずである。 
⇒基本はCTBに放って、SO、FBが後からサポートすれば如何。

b.パスは、へその前に。自分や味方のパス能力が低い場合は、調整せよ。
⇒ライン間隔を狭め、「もっと寄れ」と言えばよい。

c.勝負をするところは「タテ」で行け。そしてすぐ横の者がサポート
⇒味方の人数が余っても、遠くへパスすることばかり考えるな。

d.トライを取り切ることが大事
ワンで抜けたら、抜けた者がすぐ外側へ、うまくつなげばトライまで行ける。
ワンで捕まれば、まずは「つなぐ」ことを狙い、それもダメならラックにして、「ツー」で取り切る。
・ワンでゲインラインを切れなかったら、「0ちゃんFW」で、もう一度、 ゲイン突破を狙い、その「早い球出し」での「スリー」で取り切る。

e.セカンド・フェーズ以降
接点へFWがバーンと寄る方が、効率的やで。FWは寄って一点集中、のサポートをすること。
「突破はBK同士で、どうしても突破出来なかったら、後ろ(FW)を使え」と
やる方が、効率的ではないのか。

11.プレースキックの練習

a.「ボール持ってこい」⇒GILBERTマークのボール+Kick Teeを用意。

b.「プレースキックの練習は、チームとしても、入念にさせよ。」
「プレースキックが良いと、それだけで、試合に出れるかもと思わせよ」

c.ロケット方式を推奨
・Kick Teeを2個重ね、一つは斜めにして、ボールを前向き斜めにする。
(Teeは高めになる方がよい)
・「誰か蹴ってみよ」、S君蹴る。「どこ蹴った」「自分は一番下の尻を蹴る」
・横井コーチ
「もう少し上を狙え。上からGILBERTとすると、Rの字あたりを蹴ってみよ」
「下を蹴りすぎると力が伝わらない、ここら辺をを蹴ると、一番正確で、曲がらない球が飛ぶようになるはずだ」
「足のフォローをまっすぐに、上目を蹴ってみよ」
・「Kick Teeが合わねば、Teeを削ったりして、ボールがうまく立つようにすればよい」

12.ボックスキック
縦回転させるキックがある。パンチ力のある人向きのキックだが、正確性を求めるキックとして推奨する。
(ペナルティキックを正確に蹴りだす時とか、ダイレクトにタッチへ出せない時に、低く蹴りだして転がってタッチに出る・正確なキックとして使えるとのこと)

次回は、「アドバイスの最終章」であるが、花粉も少なくなってきたので、この週末から「アドバイス行脚」を再開
故に、ブログ更新は少し間が空くかも、、、何か質問があれば、コメント欄に、入れておいて下さい。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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