2015. 04. 30  
2010.9.3うまく走らせるには?
なお一昨日の話、ちょっと「考えない練習」にいってしまったが、今一度、「私がうまく走るために、どういう練習をしたか?」を思い起こすと、「スタート」で、まっすぐ走る重要性を教えて貰った私、それでも、「スタート」でやっていると、どうしてもボールにおされて斜めに走る。或いはSOの次のCTBの位置なら、さらにSOの動きにおされて斜めに走ってしまう。
こりゃアカン「まず自分でまっすぐを感じなければと、、、」先輩に相談すると、「グランドを一人で、ボールを持たずに、縦と横に走ったら?」というヒントを、もらった。
そこで、どうせやるならと、教えて貰っていた「カットインとカットアウトの動き」をグランドを斜めに使って練習したのである。
すなわち、「カットイン:まず斜めに走ってまっすぐに立て直す(顔と身体は走る方向にむけて)」
「カットアウト:まずまっすぐにつり、次に真横に走り、またまっすぐに立て直す(顔と身体は前に向いたまま、横に走る時は足を交叉させて真横に走る)」を何度も繰り返して、グランドを斜めに使いきって走る練習をしたのである。
そうすると確かに「今まっすぐに走っている、今横に引っ張っている」と自分で感じられるのであり、足をどう運んでいるかが実感出来るのであった。

そして、これが出来るようになったら、次は「ボールを両手で持ってやる」その次は、「しかるべき所でボールを放って自分で取りに行く」そして今度は「相棒を呼んで来て、ゴールポストをディフェンスに見立てて、二人で同じ動きをやり、それが出来たらボールを持ってきて、パスも出来るようにする」またその次は「ディフェンスをつけて抜きあいをする」と、ステップバイステップで確実にスキルを積み上げて行ったものである。
だから、この練習の前半は、まさに一人で考え一人で個人練習の時にやり、後半の複数人でやるものも、 仲間とポジションごとのフリー練習時などに、
自分達でシチュエーションを考えて、やっていたのである。

ここで重要なのは、「自分がなぜそう走らねばならないか?わけを知っていることであり、それを自分の身体で感じながらすることであり、そしてその走るスキルをある程度出来るまで、自分の走り方を確立することである」そして、
それが出来てから、味方と協力する作業へ入って行くというステップを、きっちり踏んで行くという事ではないだろうか?

しかし、今のBKの練習は、方向を考えないグリッドに始まり、斜め内側に走るストレートランでまっすぐを意識させられる難しい動きで、余計にまっすぐが感じられなくなり、また、実際のゲームでは起こることの確率が低いメンバーで、あるポイントから二手にわかれて3-2、3-3の攻防をやり、そして次は、外国チームの複雑な数次に及ぶシークエンスムーブを真似て、前が空いていても、そこを攻めずにシークエンスを完成させようとボールを運ぶアタックディフェンスをやっている。

そして、こういった決まりきった動きをマーカーなど置いて、「何も考えなくてもできるように」丁寧に教え過ぎる指導陣、また、 そのことを何の疑問もなく、言われるままにやろうとする指示待ちプレーヤー。
こういったところに、まだまだ「ラグビーの練習」としては、改善の余地があるのではないだろうか?

以上、アーカイブ版も一段落ついたので、しばらくブログ休ませて貰います。


関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
一旦、お休みの件
NEW Topics
朝ドラに号泣!
㊿:ラグビージャパンの足跡
㊾:ラグビージャパンの足跡
サンウルブズ最終戦に勝利
南ア戦、2015年に訂正
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR