2015. 10. 28  
話をもとに戻して、、、決勝進出が、なぜ世界ランク1位ニュージーランド2位オーストラリアになったのだろうか?

第一試合の南アフリカは、準備を怠ったジャパン戦を反省し、『挑戦する心を取り戻して、負けられないゲームを勝ち上がって来た』、但し、 何度も指摘しているとおり、『自チームの強味モールハイパント攻撃』をよく認識していなくて、『戦術の選択を間違った』のではなかろうか?
たとえば前半、 ニュージーランド陣で、モールを押し込んでからのハイパント攻撃で、ハバナナイスキャッチしたことが2度もあった。このような戦術を、6度のペナルティゴールの内、一度でもハイパントをインゴールにあげて、 ハバナがトライすれば、勝っていた可能性はあったのではなかろうか。
もちろん、ニュージーランド勝因は、トライをとる方策をキッチリ完遂出来たことと、南アフリカをノートライに抑えた「ディフェンス力」であるのは間違いないことで、また20-18とリードしている最後の11分強を、ほとんど敵陣に居続けて戦うやり方(ドロップゴールやペナルティでのゴールの機会があって3点を入れても、5点差ならば、敵キックオフで自陣に戻されるのを嫌う)を、15人全員理解して完遂できた各個人のプレーの精度、『チームとしての成熟度』ではなかろうか。

第二試合は、なんといっても前半9分までに14点を入れたオーストラリアの『ゲームの入り』に、尽きるのではないか。また、もう一つの勝因は、アルゼンチンのテンポのある攻撃をノートライに抑えた・粘り強いディフェンスであるのは言うまでもないが、、、
アルゼンチン敗因は、攻撃力の過信で、自陣深くからもアタックを仕掛けてミスをしたりしたのが響いており、対オーストラリアで優位だった「スクラム」を有効活用して、敵陣に入ってからトライを取りにいっていれば、ミスによる自滅を防げたかもしれず、ではなかったか、、、
そういう意味で、チームとしての未熟さが感じられたのではなかろうか?

ということで、ラグビーというスポーツは、幾多の経験と実績に裏打ちされた洞察力と精神力も備え、どんな困難に追い込まれても、その状況を判断し、適応する行動即刻出来る成熟したプレーヤー、そうした15人が揃ったチームにならなければならないといけないのではなかろうか?

さて、それでは決勝戦は、どうなるか?
ニュージーランドには、準決勝戦で若干ペナルティがいつもより多いと感じた以外に、これといった弱点はなく、オーストラリアには、『スクラム』と『スコットランド戦で見せた凡ミス』という弱みがあり、通常で言えばニュージーランド優位は動かないが、何が起こるか分からないのが、ワールドカップ
そして、大きな影響があるのが『ゲームの入り』ということではなかろうか?
いずれにせよ、楽しみなことである。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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