2015. 11. 05  
ようやく、決勝戦のビデオを見ることが出来たので、感想を書いてみよう。

10月28日のブログに書いたように、まず『ゲームの入り』であるが、さすがに、世界ランク1位2位だけあって、そのルーティンはシッカリしていた。ニュージーランド・オールブラックス(以後NZ)は、例によって『ハカ』で気持ちを盛り上げ、対するオーストラリア・ワラビーズ(AUS)は、ハカが終わった時点で『円陣を組んで、ハカにけおされることのないよう気合を入れ直す』ことを行なった。

そして、AUSキックオフ、この時AUSキッカー以外の全員が自軍の10mラインに並び、その10mをキックに合わして全速力で走ったことを見られただろうか。しかし、キックはNZリフトして取ったために、ドンピシャ激しいタックルは、いけなかった。
対するNZは、ポイントをつくって球出ししてキック、それを受けたFBへのファースト・タックル、またその後のAUSアタックへの第2発目タックルが、凄かった。この時点でゲーム開始後1分30秒、すでにAUSキャップテン顔面出血、しかし、その出血を気にすることもなくプレー続行、このゲーム激しさビンビンと伝わってくるのを感じられただろうか。

ということで、ここはNZ優勢勝ち、 このようにゲームの最初から、如何に自チームの100%を出し切るか、ちゃんと準備しているのであり、これが、 ポゼッションで、NZ69%-31%AUS、エリアで、NZ72%-28%AUSとのになっていくのではなかろうか。
そして、前半38分まで、双方ともが堅実にゲームを運び、ペナルティゴールNZ3本1本AUSの9点-3点で推移。

この中で、お互い接点での『せめぎ合い』が、またまた激しいNZは、ぶつかった瞬間でのボールへの働き方が早く、倒れる前に奪い取っていることが多く、AUSはタックルした後のジャッカルで敵の反則を確定するようなところが多く、双方『得手』を繰り出しながらの対戦は、5分5分と見えた。そして、ひとつの仕事をしてから、次への仕事へのリロードの速さが素晴らしいのも、目立ったところではなかろうか。
こういうことが出来るのは、接点でのボディコントロールが出来てはじめて、その上にボールコントロールが出来るわけであり、『身体身体能力、および体幹の鍛錬』が極限にまで行われて、はじめて可能なことではなかろうか。
この点で、ジャパンは『まだまだの域だなー』との感じが、抜けきらないのではないだろうか。

さらに、この時間帯に効率よく行なわれる『前パス(キック)』の使い方が双方うまく、敵の配置を見た上で、ほぼノーバウンドで取られないようなところへあげ、また必要により転がすことの判断見習うべきところ。なお、ジャパンへの課題としては、キック・キャッチの精度、これは背の高さの問題ではなく(日本人と同等のハバナが取れている)、ジャンプタイミングとキャッチングスキルの問題ではなかろうか。

長くなるので、今日はこれまで、、、続きは、またの日に、、、


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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