2015. 11. 09  
ワールドカップ決勝戦後半に入って早々の41分、後半出場のNZ・CTB・ ソニー・ビル・ウィリアムスが、一つは『後ろ手』でにパス、そのラック後に、もう一つは『頭越しオフロードパス』をCTBノヌーに渡し、ノヌーは抜けると左にステップして40mを走り抜けトライ21-3と引き離した。
このソニー・ビル片手パスは、彼の身体身体能力(手が大きく、本当に片手で確実に扱え、パスを出す際のボディコントロールもシッカリできてる)があってこそ出来るプレーであり、そのスキルもない ・ 日本の高校生や大学生が真似できるものではないので、私は絶対に推奨しない

ちなみに、日本人がやるべき最も上等なパスは、『走るコース、上体を正面に向けることでディフェンス殺した後前傾姿勢に戻して両手でボールを持ち、姿勢の低さで敵の懐に入り、コンタクト直前味方を見て(敵を殺しているので、ノールックでやる必要はない)、 正確なフォロースルーで味方にやさしく投げるパスであるべきだ
なぜなら片手パスのような不確実なプレーを選択するということは、そこまで味方の14人がツナイデ来た大切なボールを、みすみす敵に与える『チームメイト信頼を裏切る犯罪行為』であり、厳に慎むべきことではなかろうか。

さて、ここまで順調に来たNZにも、順調がゆえの『緩みの時』が来る。それが、その後51分、ベンスミスのシンビン(自陣ゴール前でのディフェンスで、行なってはならない敵の足を持ちあげる『危険なタックル』をしてしまった)で何時いかなる時も規律(ディシプリン)を遵守しなければならないラグビーのプレーヤーにとっては、一番情けないことを、安易にやってしまったということであり、これも『チームへの犯罪行為』ではなかろうか。
そしてその代償は大きく、シンビンで14人となったNZは直後の52分AUSにモールでトライ62分にはFBの居ないところへの『前パス』から繋がれての2トライで、一挙に21-174点差にまで詰め寄られることになる。

このように、チョットした気の緩みで、大変なことになっていくのも、『心と身体が連動するラグビー』の特徴であり、この面で日本人は、東北大震災の際、その整然たる対応ぶりで世界を驚かせたように、誠に規律遵守に長けた勤勉で粘り強い行動が出来る民族であり、ラグビーでも、 世界一のフェアープレー精神に則ったチームと言われる所以ではなかろうか。そしてその良い例が、ジャパンーサモア戦で、私が予測したように、サモアペナルティで自滅していってくれるような展開になったのではないだろうか。

こんな記事を書いていたら、香港で行われていた、『2016年のオリンピック出場権を争っている7人制ラグビーアジア予選結果』が放送されていた。
それによると、男子は決勝で香港を破り優勝出場を決め、女子もカザフスタンに勝ち1位通過、日本で行われる最終予選での優位を確立したという。日本ラグビーにとって、素晴らしいことが続く2015年になりそうである。

さてまた、アドバイスに出掛けるので、、、この続きは、また週末以降に、、、


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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