2015. 11. 15  
さて、だいぶ古くなってしまっ たが、をワールドカップ決勝戦に戻してみると、後半62分に、AUSNZFBシンビンで居ないところへ『前パス』、それを繋いでトライし、NZ21-17AUSと4点差に迫った。

このように、NZ14人の間に2トライ出来たAUSは、さすがであったが、対するNZも、15人に戻ると、対AUSでの強味スクラムに戻して圧倒、今度はカーターの40m越えのドロップ・ゴールと、スクラムの押しで得た50mペナルティショットゴールと、この時間帯での、40~50mの『飛び道具』という的確な手段で、NZ27-17AUSの10点差に戻した。
(『ペナルティは、トライを取りに行くべし』というのが、私の推奨策であるが、この時間状況にあっては『飛び道具』の方が効率的だったと言える)

特に、このNZゲームマネージメントは、 直後のインタビューでマコウ主将が言っていた如く『4点差に詰め寄られても焦ることなく、全員やるべきこと理解していて、それを遂行するだけであった』とのことであって、これこそが『今回優勝のオールブラックスが、本当に成熟したチームだったんだ』という証し(アカシ)ではなかろうか。

そして、ブログで指摘していたように、最終78分AUSが敵ゴール前まで
進むもAUSのミス、それを拾ったNZの⑮が、すぐさま裏へ『前パス』、途中出場のバレットが追走し、さらにインゴールへ蹴り込んで、ダメ押しトライ、ゴールも入れてNZ34-17AUSと、ついに2015年のワールドカップは、 史上初2連覇NZの優勝で終わったのである。

このようにNZが、前回ワールドカップ自国での決勝戦・フランスとの1点差ゲーム、今回準決勝戦・南アフリカとの2点差ゲーム、さらに、今回決勝戦での4点差にまで迫られてからの戦い方などにつき、よく洞察出来れば、なぜ優勝候補と言われる続けるプレッシャーの中で、その期待に応えて、本当に『勝ち切る』ことが出来るのか、『戦術完遂のヒント』が、見えて来るようには感じられないだろうか、是非参考にして欲しいものである。
但し、ただ真似をしようとしてもダメで、その戦術を、仮想敵チームに対して、自チーム出来る方策に置き換えて、やり遂げられるように練習すべきなのは、言うまでもないことであろう。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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