2016. 02. 04  
1月31日の日本選手権パナソニック帝京大との戦いは、49-15で、トップリーグと大学の実力差を明確に感じさせる戦いで終わった。

どうしてこのような差が出て来るのかと言えば、まずセットプレー、スクラムでは、第一列プレーヤーを育てるには、切磋琢磨できる状態で10年かかると言われている。しかるに、いま日本では中学生12人制で、第3列が付いておらず、高校では1.5mルールがあるため、ほとんどスクラムを,、まともにシッカリ組んでいない。故に、いくら大学4年間頑張っても、トップリーグには追いつかない
ラインアウトも、 ずっと同じメンバーで合わせることが出来るトップリーグと、毎年メンバーが変わる大学では、コミュニケーション密度、タイミング合わせの習熟度で、これも追いつかない
故にスクラム数センチ押されるだけで、出足が微妙に影響され、攻守どちらにしても、、結局ファーストフェイズで、学生はトップリーグに刺し込まれて、それが連続攻守につながって行き、絶対的な不利になって行く。

さらに、そういうコンタクトレベルを、 どれだけ経験しているかどうかで、同じ身体、身体能力であっても、ボディコントロールが出来るかどうかで、ボールコントロールが出来るかどうかが違ってくる。
このように15人制ラグビーは、すべて基礎体力基本的な身体の使い方基本スキル基本プレー積み重ねによって成り立って行くもので、これのどれが無くても出来ないし、ましてどこかを飛び越えて、 レベルの高いことをしようと思っても、出来ないのである。

だから、中学、高校、大学生、の何処で、どういうこと練習させ、どのような切磋琢磨できるゲーム環境の中で、どのように経験させ、その能力を伸ばしていくとともに、敵との駆け引きも含めたメンタル面の強化も考慮し、さらに、あらゆる状況下においても『いま何が問題なのか、その解決策はどうか』と考えられる、『問題摘出能力、問題解決能力』の伸長が望めるようにさせるか、これらが大きな課題であるということではなかろうか。

さて、今年度の『アドバイス行脚』も、今日から始まる。上記のような『課題
を、常に頭において、『現場で考える』ことが重要だと、自戒しているのであり、この続きは、また来週、、、


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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