2016. 07. 02  
前回のトップリーガーの反応であるが、「横井さん、我々はトップリーガーです。あなたのおっしゃる様な『低く肩で行くタックルで、正確にタックルポイントに行くこと』は、行こうと思えば何時でも行けます。なぜ、こんな練習をやらせるのですか?」と言ったのである。(ビデオの確認で、実際いけていないから指摘したのであり、実は、この『何時でも、行ける』との気持ち問題、、、)

そこで私は再度、その必要性を説明 (詳細は、、、、 彼らとの争点だけをあげておくと、、) 「君らは今トレーナーに言われて、坂道を『下り降り』しているだろう。それと同様の考え方で、本来的には跳んではいけないが、あの『跳び』は、君達が、 今まで経験し得なかった速さ、強さでやることによって、より進歩することを狙い、やってみるべきだと推奨しているもの」と言うと、、、
「横井さん、必要性はわかりました。ただし、あの『下り降り』には、トレーナーから、『有効であるというデーター』を示されました。あなたの『跳ぶ行為』には、有効性を示すデーターがありますか」と言われたのである。

ここに至って私は、彼らには新しいやり方に取り組む余裕がなく、難癖をつけ回避したいと思っていることを察知、重要ポイントは説明出来たので、あとは彼らの自主性に任せることにした。ただし、残念ながら、その後も『正確なタックルを身体が覚えて即応出来るまでには、改善が進まなかった』のは確かだったように思えたのであった。

さらに、こんなこともあった。外人コーチが、 『ジェネラルな3対2』の練習を指導しているのを見ていると、「ディフェンスに接触しないで出来る筈」と言っていた。そこで私が、「ディフェンスが上手かったら、接触したり捕まったりすることもあるだろう、だからそのシチュエーションも練習すべきではないか」と、議論をふっかけたのである。
すると外人コーチは「触れられずに余らせられる3対2で、捕まるというような『ネガティブな練習』はする必要がない」と言った。そこで私は「それは君達が捕まればボールを動かすのが難しいと思っているからだろう、しかし、そこで上手く、素早くボールを動かせば逆にチャンスになる、そういうことを狙って練習する方が『よりポジティブな考え方』ではないか」と反論したのである。
すると彼は「なるほど、わかった」と言ったが、彼はそういう接近戦をしたことがなかったのだろう、その後も、上手く教えられなかったのである。

その他、いろいろなことがあったが、要は、悪いプレー癖が付いてしまって、それを直そうとする時間と気持ち余裕が少ない ・ 22~23歳以上の若いプレーヤーを鍛え直すのは、『至難の技』であり、やはり、それまでの間に、キッチリ『良い癖と、基本動作、基本スキル、挑戦する気持ち』を鍛えるべきだと悟り、中学~高校~大学生の『鍛え方探求』に戻ろうと思った次第


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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