2016. 11. 13  
2019年、日本で開催のラグビー・ワールドカップに向けた『新生ジャパン』が動き始め、まず先週、昨年W杯4強のアルゼンチンを日本に迎えて対戦したが、ジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチの着任遅れもあって、ディフェンス・システムの整備が進んでおらず、残念ながらアルゼンチン54-20ジャパン完敗を喫した

しかし、引き続く欧州遠征で、昨11月12日敵地における世界ランク11位ジョージア戦(ジャパンは現在12位)では、スクラムの強いジョージアに押されて、前半ジャパン1トライ1PG、ジョージア2トライ8-12リードを許したが後半ジャパンが3トライ1PGを追加、ジョージアを1トライ1PGに抑えて28-22で逆転勝利 した。

嬉しかったのは、ヘッドコーチのジェイミーとBKコーチのトニーブラウンが、私が推奨の『日本人に合った、小よく大を倒す・日本オリジナルラグビー』と同様の考え方である、『低い姿勢で前へ出るディフェンス』と、『キックを効率よく使うとともに、前へ出てボールを素早く動かすアタック』でゲームを組み立てるよう指示していることで、なかでもジョージア戦での4トライが、まさに、そのことを具現していたからである。すなわち、、、
前半8分、松島が蹴ったボールをヘスケスが拾い、タックルされ転びながらのワイパー(Y式オフロードパス)を、松島が受けてトライ
後半44分、自陣ゴール前で攻められるもレメキが前へ出るディフェンスで(敵のパスコースに入って)、インターセプトし90mを独走してトライ
59分、立川の絶妙な前パス(グラバーキック)を受けレメキがトライ
63分、フェイズで出たボールを田中→堀江→田村とつなぎ、ライン裏へ出た田村が福岡へのラストパス(前へ出て素早くつなぐパス攻撃)でトライ
と、いずれも素晴らしいトライ勝利を演出させたことに感激したのだった。

このジェイミーとブラウンのご両人は、『1960~70年代の日本ラグビーの素晴しさ』を、未だに語り継いでくれているニュージーランド出身であること、また日本で長くプレーをしていたことの関係で『日本のラグビーリスペクトしてくれているのでは、、、』と、推察されるのではなかろうか。

おかげで、今後のウェールズ戦、フィジー戦が、大いに楽しみになってきた。だが『前へ出るディフェンスの整備』については、ジョージアあたりには出来ても、世界ランクベスト8あたりとなると、そう容易くできるものではないので基本を重視するニュージーランド方式で、じっくり時間をかけてやって貰えばとも思うものである。


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期待と不安の雑感
いつも、横井さんの更新を楽しみにしております。アルゼンチン戦よりもグルジア戦の方が、今の日本代表の力がよくわかるのではと思っていて、期待と不安を持ってテレビ観戦しました。結果は、問題点が、明確になり良かったのではと思っています。次の期待と不安は、横井さんのご指摘のようにウェールズ戦でどれくらいディフェンスできるのか?です。また、更新を楽しみにしています。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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