2016. 11. 22  
関西学院高等部アメリカンフットボール部に所属していた3年生の生徒が、13日、大阪で行われていた全国高校選手権のゲームに出場中に、頭を強く打って意識不明になり、4日後の17日に『急性硬膜下血腫』などにより、亡くなったという。事情も分からず、もの申すつもりなどは毛頭なく、ただただご冥福をお祈り申し上げます。

なお中学、高校の部活動で、競技種目別の発生頻度(10万人当たりの死亡重度の障害事故発生件数)では、自転車、ボクシングに続いて、ラグビーが3番目に多いという統計もあるそうな、、、
ラグビー指導者としては、絶対に事故は起こさないよう、細心の注意を払ってやるべきことは、言わずもがなではあるが、昨今のラグビー現場で感じるのは、環境変化悪影響を受けている・今の若者の身体、および身体能力については、指導者自身の成長期を基準にして考えることなく、若者自体の基準で正確に認識した上で、そんな彼らが、ラグビーをプレーしても、安全なように、なんとしても、『先にラグビーやるのに必要な身体、および身体能力身につけさせ、さらに安全な姿勢、身体の使い方』を落とし込むべきではなかろうかと痛感するのみである。

そして、さらに重要なことは、プレーを『前向きな気持で出来るように癖づけする』ことではなかろうか。
即ち、ラグビーにはコンタクト・プレーが必ずあるが、最近は、随分と安全面でのルール改正が進み危険なプレーが抑制されて来た。そして、何時、どこからタックルされるか分からない『アメリカン』と違って、ラグビーボールを持ってなければタックルされないなど、『コンタクトの予知は、あらかじめ可能な筈』、そうすれば、『敵のベクトルはどこに向き、そのスピードはどのくらい』なども予測され、『タックルに対抗しようとする気持 ・ 前向きな気持』も出て来て、自分自身の防御態勢も、一瞬で準備出来る筈ではなかろうか。

逆にタックルが怖いからと『うしろ向きに逃げる』と、敵の動きが見えなくなり自分の身体に自然に備わっている自動的な防御の動きが働かなくなり、敵のコンタクト堪える力が出て来ないという状況になるのではないだろうか。
すなわち、これが、『人間は前向きな気持で立ち向かっていけば、怪我はしないもの』ということの根拠だと思うが、如何なもんでしょうか。

なお、私は、ラグビーの現役中に『脳震盪』というモノを、やったことがない。
だからこそ、自分の経験からだけで『脳震盪をおこす奴がオカシイ』と思うのじゃなく、今の若者が『なぜ脳震盪を起こしやすいのか、何が原因なのか、カラダなのか、動作なのか、解明する必要がある』と感じる姿勢肝要だと思うからである。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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