2016. 12. 16  
前へ出るディフェンスの構築について』に、話を戻すと、、、
以前に書いたように、『敵がどうしてくるか見てから出る、高い姿勢で、手で捕まえに行く』という悪い癖がついてしまった・ディフェンスを直して、正しくは、 『まず前へ出て間合いを詰め、敵が行けるスペースを少なくして、意図したところへ追い込み低い姿勢肩でタックルして、倒し切る』ディフェンスに、転換する必要があり、これを『頭でやらんとイカン」と考え、身体に指令を発して、そして然るべく動かす』とやっていては、時間がかかり過ぎで、そうじゃなく『敵の機先を制して追い込み、一瞬で敵の動きを予知してタックルに入っている状況』にまで、昇華させることが肝要である。

しかし、この状態にする迄には、 大変な時間がかかるということなのである。私のアドバイス経験からすると、毎年メンバーが変わるチームの『高校生チームで3年大学生チームでは4年』はかかる、すなわち一年生に入った時に、そういうディフェンスをすることが『そのチームのカルチャーになっていて、その練習をするのが当然となっている』ことが必要であるのではないか。その上に、そのチームディフェンス・システムが組み込まれていくことになっていなければ、継続した『正しく前へ出るディフェンス』は、構築されないのでは、なかろうか。

さらに、その『練習環境、練習時間』で言えば、一番時間をかけたレベルという高校チームは、年間の3分の2、すなわち250日を、近隣に迷惑のかからないように体育館早朝練習、それも『ガチでの前へ出るディフェンス練習』を行った結果、素材的には無名プレーヤーばかりのチームが、全国大会の優勝チームノーサイド寸前までリードし、追い詰めたのである。
ジャパンがワールドカップ前に、年間百数十日早朝練習をやったということの倍以上やっているというレベルである。また、新生ジャパンが「試合により出来、不出来がある」なんてことは、そんな短時間で、メンバーの変わった新チームが、ディフェンスを構築できないのは、当たり前と考えるべきではないか」ということなのでは、、、)

このシリーズ記事(⑦;12月2日)で、コメント者のW氏が、「今年の早稲田は・・・ディフェンス・・・に、春から取り組んでいるにもかかわらず、遅々として進展しないのは、何故なんでしょうか。特にディフェンスが酷過ぎます」という質問に対する回答が、今迄、面々と書いてきたことなのです。ディフェンスの一つについても、これだけ『いまのラグビー現場の状況』を説明しなければならず、イヤーこれだけ申しても、まだ、 「何故そんなにかかるんだ」と納得いかない方もおられると思いますが、あとは現場に出かけて、ご確認をしてください。
イヤー練習を見に行こうと思ったら、『見学お断り』となっているよ、、、」
それはそれで、また解決策を、ご自分で考えて下さい。(


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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