2017. 04. 06  
前回の記事では、外国人に対して偏見を持っているように見えたかもしれないが、少し説明させて貰うと、『ラグビーは、人間の全能力を駆使し、まさに殺すか、殺されるかの真剣勝負』ととらえるなら、『それ相当の覚悟と心構えを持ってやるもの』と考えられ、 いかなる事態に陥っても対応できるように、『心と身体の準備をしておくべき』と思うからで、その為には、敵となるプレーヤーの属する民族、文化、考え方、性癖などについても、当然、予知、予測出来るようにしておかねばならないと思うのである。

故に、 『ラグビーという究極の闘争的ボールゲーム』の中での『ディシプリン(規律)遵守』の傾向は、『敵とのゲームマネージメント』を考える際の一つの要素として、非常に重要なのではなかろうか。

近年は、ルール上も、また取り締まるレフリーの意識も変わってきているが、昔は、 前回記事のようなことが、 見受けられたということであって、それでも例えば、「前回ワールドカップで、ウェールズ主将・ウオ―バートンが危険なプレーで退場、これが敗戦の遠因となった』とか、「ジャパン対サモア戦で、サモアがペナルティを連発、自滅していった」などの例があり、長い間にわたって培われた民族性、国民性などというモノ、たとえば、『狩猟民族は、カッとなる瞬間湯沸かし器の気質』があり、『農耕民族は、ジワジワと熱くなる電熱器』であるということからすると、によって種々の対応が、考えられるわけではなかろうか。 

たとえば、「狩猟民族は、試合前練習が少なくて、ゲームの中で徐々にコンディションを整えていく傾向があり、しかし何かあれば、一気に激高出来る」「農耕民族は、ゲームの前に良く準備して、ゲームの最初から全力を出せるようにしておく必要がある」などからは、『農耕民族は、狩猟民族に対しては先制攻撃でリードし、敵の焦りを誘って、ペナルティを誘発させ、逃げ切る
などのゲーム運びが得策と考えられ、このように「彼我の心の動きを察知、それに対抗して、どのような駆引きを出来る手段を準備し、時機に見合ったゲームをどう運ぶか」を考える事が、『ラグビーの醍醐味』ではなかろうか。

また、そういうことで、ラグビーにおいては、未知の敵とのゲームによって得られるあらゆる体験、経験が、全てその後のゲームに生かされることになるので、この『1960年代から始まったジャパン意図を持った活動』が、その後のジャパンラグビーに、大きな影響をもたらしたのは、間違いないと言いたかったのであります。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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