2010. 11. 26  
昨日に続き、「練習方法を考える前の作業」について、詳しく説明しよう。

但し以下は、私の考え方であり、またすべての条件に当てはまるとは限らないので、「皆さん方の状況に応じて取捨選択」して下さい。

まず、1の「今年のチーム目標を、どう考えるか」について言えば、
自チームが半年間努力しての伸びしろを考えた上で、自チームが到達可能な目標を設定すること。

というのは、よく行われるのが、「目標?そりゃ日本一でしょう」と、とてもじゃないが、一年では到達できそうにない目標を目指すチームが多いことである。そして結局は、「日本一は、こうあるべき、、、」などの自分の実力に合わないゲームマネージメントを採用し、自滅して、結果は目標にはるか及ばず、毎年「挫折感」を味わうチームが多いことである。

当然、日本一を究極の目標として、段階的な目標を定めて行くのは、まだ納得できる。しかしその場合は、それこそ、「ラグビーに打ち込める環境」「資金面の状況」「素材の獲得状況」「スタッフの現状」など、他の条件整備も大きく関わってくるので、この場では、「飛躍的な変化は望めない・現有チームが、日常練習の努力により伸長出来る範囲」での話としよう。

というと、なんかあまりにも「消極的な目標になりそうだ」となってもいかんので、常々私が言っている、「実力的に4:6で劣っていても、やり方によっては勝つことが出来る」
ということを、念頭に考えてもらえば如何?なお、もう少し挑戦的に行きたいチームは、3:7のチームに勝利することを目指せば如何?

相談者の場合、ある程度の面子が居ても、「週一回の練習」では、とてもじゃないが飛躍的な伸びしろは望めない。それ故に、「現有能力のチームで、ゲームの運び方だけで、4:6程度の実力差のチームに勝つ」それが全国大会出場に結びつくならそれで良いし、それがまだまだなら、出場枠の戦いの中で「ベスト4を目指す」など、段階的に設定し、他の条件整備も並行して進められることを勘案した上で、全国大会出場を設定すべきではないだろうか?

故に、「一番先に目標を決めろ」とは言ったが、漠然たる目標じゃなく、上記のことをよく考えて、「今の自チームが精一杯の努力をすれば到達可能な目標を設定し、そして完遂し、その成功体験を次年度にも持続し、年々進歩していく」

要するに、「挫折感を味わう:負のスパイラル」じゃなく、「自らの目標を達成した成功体験を感じ続ける:正のスパイラル」
になるよう努力することを、推奨するものである。  


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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