2010. 12. 20  
大学選手権、1回戦が各地で行われた。大体は予想どおりの結果であったが、私が一番接戦になるだろうと思っていた「筑波大―流通経済大」は、
やはりタイムアップ寸前まで、どちらにも勝機があるゲームだった。
前半筑波22-7流経で折り返し、後半は筑波5-26流経、合計27-33であったが、後半は流経が2トライ取って22-21と肉薄、そこで筑波が1トライ、27-21と引き離したが、そこから流経2トライして27-33と逆転、終了間際に筑波が懸命に流経ゴール前で猛攻を加えるも届かず、タイムアップ。
このゲームも、プレーヤー自身が「29点理論」をよく理解し、ちゃんと意識していたら、違った展開になっていたかもしれない。

ということで、やはり「セーフティリード」の話は、今たけなわの大学選手権、高校全国大会にあまり影響を与えてもいかんので、また、これだけ書けば、ほとんど指導者は、お解りと思うので、これ以上の説明は差し控えましょう。

但し、皆さんにゲームを見て考えてもらうよう、今からまだ見れる典型的なゲームの例をあげておきましょう。

Jスポーツで、11月の人気ベスト3に入っていて再放送される、ヤマハ―サニックス戦、前半ヤマハ3-15サニックス、後半はヤマハ28-15サニックス、計ヤマハ31-30で、ヤマハ逆転勝利。

また、これは皆さんご存知だと思うが、三洋ーサントリー戦、前半15-0、後半0-17、計三洋15-17サントリーで、サントリー逆転勝利。
(なお、このゲームは、セーフティリードの話とは別に、サントリーが開幕戦の対トヨタ戦で、アタック・アグレッシブということでやったが、ミスが多く敗戦した時に比べ、格段に進歩しているのにも注目のこと。何が良くなったか考えて下さい)

それから、まだ再放送があるであろう慶応ー近大戦、前半29-0、後半14-7、計慶応43-7近大。これは、近大が折れずに頑張った例。
また、帝京ー関東学院戦、前半39-8、後半0-5、計帝京39-13関東学院、などなど。

要するに、現在のゲームは前半と後半でまったく違う展開になるなんてことが、しばしば起こる。これがなぜ起こるのか?そして、11月17日「これは、番外、、、」の記事を、 もう一度読み返して、「どのようにすれば、実力以上の事が出来るのか?」
或いは「実力通りの結果に導けるのか?」をゲームを見て、考えて下さい。
そして必ず、それが起こった原因が、見える筈です。そのターニングポイントは何かを、考えて下さい。

それでも、まだ解らず、どうしてもお知りになりたい「ラグビーの指導者」に限り、コメント欄に「㊙扱い」で、「氏名、学校名、メールアドレス」を明記して、「何がわからないか、具体的に質問頂いた方」に限り、別途メールで連絡しましょう。


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No title
はじめて書き込みいたします。
関西で個人的にラグビーを研究している谷田と申します。
当ブログでは、議論推奨とのことでしたので、「セーフティーリード」というアイデアに関して3点、私見に皆様のご意見を賜りたいと思います。

1点目、まず「セーフティーリード」なる概念についてですが、その存在意義はいったい何なのでしょうか?数字を設定するからには何かしらの判断材料として活用するのでしょうが、いったい何を判断するのでしょうか?敵チームの「心が折れる」と判断するのでしょうか?それともよりリスキーなオプションや新しい選手を試せると判断するのでしょうか?逆にその点差をつけられたらどう判断するんですか?
練習試合ならいざ知らず、その勝負に対する認識は甘くないですか?
何点差であろうと、残り時間が何分であろうと、戦う目的は『できるだけ多く点をとり、とった点数よりも少ない失点に抑えること。』であり、『勝敗は試合終了の笛の後に決するもので、試合中に当事者たちによって判断されるものではない。』違いますか?
そこで冒頭の質問をもう一度皆様に致します。『セーフティーリード』なる概念の存在意義はいったい何ですか?

長くなりそうなので、2つに分けます。
No title
連投、失礼いたします。

2点目、基準となる数字に関してです。
仕事上、クライアントに基準となる数字を示し、様々なご提案をさせていただくことが多く、判断材料としての『数字』に非常にこだわりが有ります。その際、いつからいつまでの期間、どのような対象からどのようにして抽出したデータを、どう統計処理したものか?と言うのをクライアントに対して明らかにし、その数字に対する信頼度や自分自身の誠意をまず理解していただくところから始まります。ここでは、私がこの仕事でどれだけの結果を残し、これまでどれだけの経験が有るかということは何の役にも立ちません。

その上で、本トピックにて示された29点という数字に関して、その数字のアイデアは理解しました。しかし、それを裏付けるデータは現在のところ示されていないように思います。三洋対サントリー、ヤマハ対サニックス、筑波対流経の試合などを例として挙げられていますが、条件に当てはまる試合が個別に紹介されているだけで、根拠としては非常に弱いものと言わざるを得ないと考えております。すべてのラグビーの試合に普遍的に当てはまる数字であれば、一定期間無作為に抽出したデータを統計的に分析(平均値・中間値など)し、示す必要があるのではないかと考えます。皆様どうお考えでしょうか?

最後に一点、ブログを閲覧される皆様は、少なからずラグビー界の内外に影響を与える方が多いのではと推測しておりますが、他者に影響を与える基準値や数値、その他理論などを伝える場合、それらの意義や正確性、信頼性をよく検証してから発表する必要があるのではないでしょうか?生意気なことを言っているのは承知しておりますが、それら情報を糧に成長している未来の日本代表選手たちに対する、それが我々情報発信者の使命ではないかと考えております。

以上、乱筆乱文ご容赦いただければと思います。。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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