2010. 12. 21  
いろいろ議論を頂きましたが、「タックルについて」も、一応今回で、ひとまず終りにしましょう。

3段走の3段目の練習方法については、「3段目に入るところで、うしろから押してやって、自分では経験しえないスピードでタックルに入る練習」なども
やりました。また、ダミーを持ったアタック側を付けて、アタック側が内、外へずらすのに対して、タックルする。或いはタックルバッグを敵アタックの形に置いて、次々にタックルに入って行くなど、あとはどのチームでも行っているような練習が多いですが、どの場合でも「低い姿勢」と、「タックルに入る際の瞬間ダッシュ」が重要だと思います。姿勢は、そうは言っても初期の段階としては「足首や、太腿に入れじゃなく、目線を太腿にして、肩は自然と腹に突き差さるような感じでやれば、、、」
ということを推奨し、また、ガチでやるような場合でも、「アタック側の2倍の人数でディフェンスすれば、、、」など、とにかく「タックルが好きになるような練習を考えよう」と提唱しました。

まあ、そういうことで、「タックルの強さの違いは、何に依存するのか?」というような質問もありましたが、私は「タックルが出来る身体づくりと、タックルスキルの練習に裏付けされた・タックルを愛する心」だと思います。「なんじゃ、そりゃ、全部やないかい?」と言われるかもしれませんが、これは、日本の少年がラグビーを練習する際の悪い環境のせいで、「痛い、怖いを克服出来ず、タックルを好きになる」ということが、一番苦手なのではと、思えてならないところからきています。
そして、この10年、私の目にかなった「タックル名人」が数人しかいないことからして、現代のプレーヤーが、最も早く「凄いタックルを行けるようになるには、タックルを好きになること」ではないかと考えるからです。
故に、タックルそのものが出来るか、どうかは、 多分に個人的なものになっており、個人差によって、足らざるところをやる練習も変わってくるので、練習は自分で考えてやるべきものと考えます。ただ、その方法は示唆しておくことが肝要だと思います。

そして、もうひとつ、現代のプレヤーが大変だなーと思うのは、「危険なタックル」として規制されるタックルがやたら多く、「キックを取りにジャンプすれば、地面につくまでタックルはダメ」とか、「ハイタックル、ノーバインドのタックルはダメ(但しこれは正しく、低い、バインドしたタックルを行っていれば大丈夫な話だが、、、)」とか、「持ちあげてはダメ」とか、本当にタックルするタイミングなどが、難しくなっていることであり、更には、タックルした後は、すぐ放さないと「ノットローラウェイ」の反則を取られる、(倒された方はワンプレー出来るので、放したら生きられるのに?)など、やりにくい状況にあるように思えるからです。

ラグビーの華である・素晴らしいタックルが、もっと見られるように」、本当に危険なタイミングは取られても仕方がないが、大丈夫なタイミングでも、厳しく取り過ぎるなどは、本当になんとかならないものでしょうかねーと思う、
この頃である。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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