2010. 12. 27  
昨日行われた大学選手権、各ゲームの結果は以下のとおり、瑞穂競技場では、天理6-27東海、関西学院12-62早稲田、秩父宮では、明治60-7流経、帝京38-7慶応、であった。
その結果、1月2日の国立競技場での準決勝は、早稲田ー明治、帝京-東海の組み合わせとなる。
今日は、風邪気味であったので、自宅でテレビ観戦。瑞穂で行われたゲームの方を見ての感想は、やはり「関西と関東の差」があるということ。

この要因は、「身体つくり」と「練習の量と質」更に「コーチの組織」などの差であると、思われる。


すなわち、「身体つくり」は、日常の食事の管理(例えば、ラグビー寮がある)体力アップをはかれる環境面(トレ―二ング場、器具、及びトレーナーの常備)などの、身体つくりを手軽に行える環境面が行き届いているか、どうかで、大いに違ってくる。関東の方は、寮もトレー二ング場も、ほぼ整備が行き届いている。

「練習の量と質」「コーチの組織」については、グランドなどのハードの環境面は差がなくなって来たが、ソフトの「コーチの組織」が大きく違っている。

たとえば、関西学院は、専任コーチが居ない、OBが、まさに手弁当でやっており、何年も継続してやれない、またその間によく申し伝えが出来ていないものだから、何年かで、やることが違ってくる。また、ウィークデイは、学生主体で練習を行なう。そうこの「学生自主」と いうことは、私も大賛成で、大学生
たるもの当然、自分で考え、自分でやっていくべきものと考える。但し、理想と現実はどうかは別で、そのまま放っておいてやらせると、今の学生さんは、「自分で、自分のことを追い込めない」ので、「練習の量と質の問題で、大きく差がついてしまう結果になっている」
たとえば、BKのラインアタックの練習で、一度ラインで攻めた後に、次のラインアタックが開始されるまで、なんと30秒以上もかかるのである。
(現在は、改善されていると思うが、、、、 故に、そこを補完するものとして、学生コーチの設置などの対策が、必要と考えられる)

そしてこれらが、すべてゲームに出てくる。例えば、スクラムに関係してくる
FWの平均体重は、天理95kgー105kg東海、ラインアウトでは一番身長の高いのが、天理183cmー192cm東海と大きな差があり、いくら天理が一生懸命メシを食い、朝練、ロング走をやったと言っても、結局身体つきの違いで、コンタクト力に差が出始め、そこからランフィットネスに響いて来て、後半20分過ぎから、足が動かなくなり、そこまで効率的なゲームマネージメントで対等に戦っていても、そこから徐々に引き離されるのである。特に、スクラム、ラインアウトのセットプレーで、
ボールの獲得率が低いということになると、厳しいものがある。
なお、天理は2PG、6得点に留まったが、セットプレーで厳しかったら、ペナルティを貰った時に、ショットを狙わずに、速攻でトライを取りに行くのも、ひとつの方法であったと思われる。

関西学院の方は、昨今は体重管理に留意し、早稲田と平均体重で、対等のところまで来たおかげで、モールでの2トライをあげたわけだが、そういう意味では、モールでトライをとれるところまで、どのようにして地域をとって行くかに、もっと注力すれば良いということになる。但し、その前に62点もとられたディフェンスをどうするかの「課題」を考える必要があるということで、即ち、テンポの遅い練習をしておれば、
それだけで「置いていかれるゲームになってしまう」ということである。



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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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