2011. 01. 04  
さて、いよいよ今年もラグビー談議、始まりましたが、SS君が言って来てくれた、「各ポジションの役割はなんだ、或いは、そのポジションはチームの中で何を考えねばならないか」というのは、まさに基本中の基本、こんな話も大切にしていきたいと思います。

なお、前回は本当に「フッカー」というポジションが好きかどうか確認しろと言いましたが、応答ないので、君が好きであるという前提で、話を進めますが、私は、現代のラグビーでは、チームの中で「一番重要な役割を、果たさなければならないポジション」であると思うので、本当に好きかどうか、また本当にこんな重要なポジションにつく覚悟があるのかどうかを決めて、取り組んでほしいと思うからです。

というのは、残念なことであるが「現代のラグビーは、FWの優劣が、ほぼゲームの行方を決する。」
ということになっている。すなわち「BKのスキルが退化しており、FWが劣勢でも、ゲームで勝ち切るということはほとんど考えられない」
また、そのFWの優劣を決する大きな部分が、スクラム、ラインアウトという
セットプレーであり、その中でも、スクラムは、フロントーローの優劣で大勢が決し、ラインアウトは、ボールの投げ入れ・今はほとんどのチームでフッカーの役割とされているスローワーにより、その出来、不出来が左右されるということになるからであります。

私の認識では、大袈裟に言うわけでなく、FWの優劣で90%以上、その中でもフロントローの優劣で70%以上、さらにフッカーの出来で50%以上、そのゲームの行方に影響してくると思っています。

例えば、高校ラグビーでは「スクラム1.5mしか押せない」という
ばかなルールがある為に「スクラム?そんなものに時間を割くより、FWもフィールドプレーの練習の方が大切だ」なんて思っておられる指導者はいないと思いますが、もしおられたら、考え直されることを、お勧めいたします。

そこでSS君、このフッカーというポジションで、上記に書いたこと以外で、「チームの優劣を決める大きな要素」に関わっていることがあるのですが、その要素とは何でしょう?が今回の宿題、SS君以外の人も考えて下さい。よろしく、、、


                   
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フッカーの役割についてですが、ディフェンスにおいては相手の二次攻撃の際にエイトの役割を果たすことが多かったり、味方が一次からキックしたときにバックスラインやFW3列と2列が上がったあとにSOやFBと連携してキック処理にあたったりと、状況をみてプレーをしないといけない場面が多いということでしょうか?

ところで、昔はスローワーはWTBやFLなどがしていることが多かったのが、フッカーがするようになった理由というのを昔聞いたことがあるような気がするのに思い出せないのですが、ご存知の方がいらっしゃったらご教示願えないでしょうか?
フッカーの役割について
はじめまして、このブログを7月から読ませていただいています。
私自身フッカーをプレイして6年。12番も大好きですが(スピード、パススキルがないので勤まりません)、このポジション、2番は責任あるポジションだと常々思っています。

さて私の思う「フッカーの重要な役割」の回答は、頭脳だと考えています。ゲームの理解、試合中に自分のチームと相手のチームの状況をよく観察し、何をもって相手を崩すのかを「考え行動する」こと。その上でFWをリードすること。 9、10、12がBKの司令塔だとしたら、2はFWのコントローラーでなくてはならないと思っています。

セットプレーでいえば
スクラムの舵取りやラインアウトの構成を主体的にできるのはフッカーである。例えば、ラインアウトのサインをジャンパーが出すケースもよく見られますが、ボールを持っているのは結局フッカー(スローワー)であり、自他のリフト配置を見ながら投入するボールを選球しなければならない。つまり全体を理解して、かつ行動(ラインアウトで言えば的確なスローイング)ができなくてはならない。スクラムの組み方、押し方の調節も然り。(たとえ強い3番がリードしても反対側(1番)で何が起きているのかはよくわからない)

フィールドプレーでは以前の記事でも指摘されている通り、比較的自由に動けるポジション故、ライン参加、ブレイクダウンにおいて足りない所を埋める、もしくは「ここにいたら有効」という場所を探す=つまり全体が見ていなければできないポジションだと思っています。
自由に動けそうな第三列の方が3次フェーズまでは決められた仕事に縛られるため、状況を読んで臨機応変に動くのは2番になる。

ということはフィットネスも自然に求められるということですね。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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