2011. 01. 19  
さて、SS君、君が私の話に真剣に耳を傾け、前向きにやろうとしてくれることにより、私も気持ち良く「君の気付き」の助けになれたことに、感謝している。
最終のアドバイスとして、「何をするにも、必ず『意図』を持ってやること」
という言葉を贈ろう。

フッカーは、フッカーの役割・セットプレーの設定者という重要な仕事を果たしたあとは、まさにフリーランサ―という場合が多い。ゲームの状況を読んで、次に自分は何をなすべきかを考え、そのポジションへ行き、しかるべき役割を、きっちり果たすことが重要になる。

これも、当然チームの決まり事として決まっていること、例えば、スクラムからのディフェンスの際に、二次ディフェンスのポジションは何処とか、逆にスクラムからハイパント攻撃をした場合の次のポジションは何処など、があれば、まずそれを確実にやれるようにすることが先決であるが、それが出来るようになったあとは、自分で仕事を探す必要がある。
そこで、実行する必要があるのが「意図を持って、試行錯誤せよ」と言うことなのである。
ラグビーに限らず、スポーツというものは、「経験則」。
どれだけ多くのシチュエーションを経験し、それに対応する動きが出来るようになるか?が勝負になる。
しかしこの経験、体験を積むということは、その本人が「その気」になっていなくては、積み上がらないのである。

また、たとえは適切でないかもしれないけれど、「自分が大便をして、その後どのようにして尻を拭くのか?」なんてことは、普通考えない。すなわち、それは「習慣」になっていて、考えずとも出来る。しかし、「自分が足を怪我して、通常の形ではいつもの拭き方が出来ない時に、どうしたらよいか考えて実行する」。 これは、「一つの経験」になる。

即ち、先ほどの話に戻ると、チームとしての決め事の仕事は「習慣」にして考えずとも出来るようにせよ、「その次の自分の仕事を探すところは、経験を積みなさい」ということなのであり、その時に、先に「何処へいってやろう」と、考えないで動いても、それは「経験にならない」ということなのである。

「意図」をもってやって初めて、その意図が合っていたのかどうかがわかる、間違っていれば修正も出来る、しかし何も意図なくやっていては、「経験」として積み上がらないということなのである。

「自分で考えて、意図を持ってプレーする」これは、「スポーツをする人」の「鉄則」である。

それでは、SS君、今後の健闘を祈る。またなんか疑問があれば、コメント下さい。但し今度は、コメントの仕方もよく考えないと、、、そのハードルは高いぞ―(笑)


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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