2011. 01. 26  
東京から帰ってみると、SH氏からこんなコメントが入っていました。

<SH氏:残念です。初めてコメントします。一応、shuuと呼んでください。
(まだこのコメントの使い方がわからないので、「private」でお願いします。横井さんが見て、内容としておかしくないならば、載せていただいても結構です)
いつも見てます。 ここ最近の「JAPANの話」や「大西先生の話」が、めちゃ
くちゃ楽しかっただけに、とても残念です。
せっかく「大西理論」について、早稲田で、JAPANで生の指導を受け、それを体現され、しかも結果まで残された方の、その真実に迫るコメントなのに・・
なぜ、素直に「なるほど!!」と思うことができないのでしょうか?なぜ、「今のプレーヤーに落とし込めることはできないか?」と考えられないのでしょうか?
「あのころは、ねえ・・」とか、「ルールが、ねえ・・」みたいな、そんな話で終わらせるには惜しい理論です。
でも、大西先生や横井さんが誤解されるのはもっと悔しいので、残念ですが、少し我慢します(でも、たまに書いてくださいね!)。
と、こんな僕が語ったところで、何の役にも立たないと思いますが、とにかく悔しくて、震えを抑えることができないくらい悔しくて、初めてコメントさせていただきました。長くなりますがお許しを。

大学を卒業し、高校教員になったものの、ラグビー部の指導に悩んでいたあのころに見た、「ナンバー」のvsイングランド戦の衝撃は、忘れることができません。「ああ、『接近』って、このことを言うのか!!」と。このコメントにあるような、スクラムからSOがSOに突き刺さる、すさまじいほどのタックル・・・。敵の懐に入り込んで、いつの間にかパスがつながっている、あのアタック・・・。
失礼ですけど、最初は笑いが止まりませんでした。とにかく「何が起こったの?」と。何度もVTRを巻き戻したものでした。今もDVDにして残しています。高校生にも、たまに見せました。
私が高校生のときには、「スカパー!」もなく、NHKの「5カ国対抗」をみるくらいが楽しみでしたので、県外に合宿・遠征するときには、ラグビーの本を買って帰りました。そのときに『ラグビー伝説』という、ちっちゃな本を見つけました。そこにあった「大西魔術」の話(Jrを倒した話、イングランドを倒し損ねた話)に夢中になり、何度も読み返しました。また、『ラガーメン列伝』という本には、「大西JAPAN」のメンバーが多数載っており、「大西魔術」という言葉が頭から離れず、自分の学校でも「Wラインを研究しようぜ!」とかいいながら、ほんの少しだけでしたが、まじめに練習をしたものでした。残念ながら、FLだった私にはBKのラインのことがわからずに、すぐにお蔵入りしてしまいましたけれども(笑)。
大学では『闘争と倫理』も読みました。いまだに消化不良ではありますが、「勝負に絶対はないが、絶対に勝つと信じて戦わなければ絶対に勝てない」とか、「結局、目の前でピストルを構えられたら、こっちが撃たなきゃ殺されるんだもん。戦争がおきたら倫理も何もない。戦争を起こさせないために勉強しろ!」という言葉は、今も忘れられません。また藤島大さんの『知と熱』は、大西理論をわかりやすく噛み砕いた書(だと思い込んでいます)として、今もバイブルのような存在です。何度泣いたことでしょうか・・・。

長々とすみません。今も半泣き状態ですが・・・。
あの横井さんが、あのイングランド戦で「横井がいたなら・・・」と大西先生に言わしめた、その横井さんが、「ラグマガ」とかの不定期のレポートではなく、また、昔話としてではなく、現在もあちこちで指導されていて、しかも結果も残しているその生の声を、このようなブログというわかりやすい形で、われわれ現役の指導者に「挑戦状」として叩き込んでくれていることが、うれしくてたまりません。本当にありがとうございます。
「お礼を言う暇があるくらいなら、高校生に指導してやれや(笑)」というお声が聞こえそうなので、この辺でやめます。ありがとうございました。
いつか、お声をかけていただけるようにがんばります。そのときは、もう少しお時間をいただきたいと思います(^o^)
大西先生は世界に誇れる、偉大な指導者だと思います。
もちろん、横井さんもです。
もう少し、われわれを見捨てないでください。
われわれ戦後の世代は、「戦前はすべて悪いこと」のように洗脳されてきたように思います。私も「少しは目が覚めたかな」、と思えるようになり始めています。でも「大西理論」は、「大西魔術」という言葉が独り歩きして、「御伽噺か、なんかの類」だと思われている方も多いと思います。
でも、僕は信じています。
「接近」の考え方は日本のラグビーを救うと・・・。
あああ、いつまでたっても終わりませんねぇぇぇ(泣)。
すみませんでした。

横井注:安心して下さい。ブログをやめるつもりはありません。ただ、一部の人で、考える癖をつけないで、安易に答えを欲しがる人がいるので、少し時間をかけて、考えてもらおうと思っているだけです。
ゆっくりやりましょう。


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Re: No title
そうです。チェースの隊形として、2種類の形が出来るように練習すべきでしょう。一つは、一番最初に行けるものがボールの落下点に到達出来るか、ボールを受けた敵にタックルが出来る場合には、先頭のプレーヤーを先頭に細長の3角形の「槍」のような形でチェ-スし、二つ目の、明らかに敵に届かない時では、横一列に合わせて「面」をつくってチェースするとよいでしょう。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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