2011. 02. 07  
先週は、身体をつくる為に、どう食べさせるかなどについて話をしたが、ラグビーができる身体にするには、これだけでは足らないのである。
ラグビーでは「身体と身体をぶつける」ということがある。そこに「挑戦」してみても、それで「痛い」と感じ、或いは大きい敵に対して「怖い」と思えば、プレーは出来なくなる。

すなわち、ラグビーは「心と身体が連動するスポーツ」 いや、さらに厳しく考えると「連動させて、やらねばならないスポーツ」である。だから、「痛い、怖いを克服出来なければならない。」

そういうことからすると、物心ついていない幼児、或いは訳の分からない小学生に、「痛い、怖いを克服せよ」とか、「身体をコントロールして、怪我しないようにしろ」というのは、いくら「出来るように考えろ」といっても、難しい話であろう。

というのは、そのくらいの子供に、土のグランドで「ラグビー」をやらせると、転んでスリ傷をするであろうし、もっとひどいケガもおき、「怖がるな」と言っても無理で、余計に恐怖心を植え付けることにならないか?
また例えば、「ボールを両手で持て」と言っても、前にディフェンスが来れば、「本能的に片手にボールを持って、片手で自分の身をかばう」、そうすると、その瞬間「ボールをプレーすることを放棄することになる。」
これは、「15人制のユニオンラグビーでは、やってはならない悪い癖」であり、一旦癖づくと、なかなか直すことが難しいこととなる。

故に私は、草のグランド、或いは草の広場が確保できなければ「ラグビー」はやらせない方がよいし、草の上でも、 ラグビーじゃなくて、 「タグラグビー」の範疇のものをやらせる方が良いのではないか?と推奨している。

そうでないと、「ラグビー」を嫌いにならせるのではないか?また、ラグビーと「タグラグビー」とは明確に違うものであるという前提のもとでやらせた方が、後々「ラグビーを正しく教える」際に、悪い癖がついてなくて良いのではないか?と考える。
   
  
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「らぐびー」ではなくて「じゃぐびー」と呼ぼう
「草のグランド、或いは草の広場が確保できなければ「ラグビー」はやらせない方がよい」

その通りだ。

されに言うならば、ジャパン(日本)でやっているのはラグビーではなくて、「ジャグビー」(つまり、ジャパン ラグビー)と呼ぶべきスポーツになり、ラグビーに少しにている日本独特な協議との認識のほうが正しいのではないでしょうか。

そうならば、いくら練習をやっても「ラグビー」をやっている国に追いつくのは所詮無理な話になる。だって、最初から違うスポーツをやっているからです。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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