2011. 03. 01  
一昨日の日本選手権、サントリーが優勝したあとに、竹本キャップテンが言った言葉をお聞きになりましたか。彼はこう言ったのです。「シンプルで、正確なプレーを心掛けました」

どっかで聞いたように思いませんか?(笑)そうなんです、昨年以来このブログで、いろいろ書いていますが、このことは、私がずっと前から言っていることなのです。またそれは最近に言い出しているのじゃなく、私が11年前に現場に復帰した当初から、言い続けてきたことなのであり、その時々に公表した文章でも、語っていたことなのです。

ちょっと例をあげると、昨年7月23日に書いたブログを読み返して下さい。それは「日本のラグビーを考えるⅢ」で、2008年のトップリーグ開幕戦「三洋―サントリー戦」の話を書いたもので、「どうすればミスをなくせるの?そんなことはみんな知っているはずではないか?」と書いていたのです。

しかし、「みんなはわかっていなかった(笑)」その後も改善されないまま2年が過ぎ、業を煮やした私がブログで公表し始め、同じく7月23日に、「どのようにして、ミスをなくせば良いのか?」を指導の初心者向けに書いているのである。当然その延長線上で、今年のサントリーの10月以降の戦いぶりを見れば、理解出来るはずである。

なぜ10月以降か?それは12月20日のブログ記事にも書いてある。これも、三洋とサントリー戦でサントリーが9月の開幕戦対トヨタ線より格段に進歩していると書いてある。そして「何が良くなったか考えて下さい」と書いてある。このように、注意深く文章を読んで貰い、実際に起こっていることも見て考えてもらえば、わかるるようにしているのである。

そして、大学選手権で帝京大が同様のムーブを見せ終わった時期の、今年の1月31日のブログには、ついに私の『推奨策』として、明確に書き出して、「露出」しているのである。

但し、この推奨策が私の「理想のラグビー」ではない。これは、「まだ80分間フルに動けないチームが、効率よくやる時の策」である。現実に、エディ・ジョーンズも現在の日本チームの実際のレベルを読み違えて、9月まで3連敗しているし、まだまだボールの動かし方が幼稚であり、私の理想「ノーモール、ノーラックラグビー」にも程遠い。また今回も、三洋のトニーブラウンの欠場による、三洋ディフェンスの崩壊ということも考えておかないと、イカンだろうし、まだしばらくは、ディフェンス有利が続くであろう。

あと、危惧されるのが、このサントリーが勝ったことで、以前の「ワイドアタック」のように、またミーハーラグビー指導者が、我も我もと自陣からボールを動かそうと、出来もしないことをやりだすことである。
そこで考えねばいけないのが、「自チームでは、どう出来る」ということであり、これも私が言い続けている「身の丈に合ったラグビー」をしなければ、
自滅の道をたどることになる。心しておくように、、、

いま、全世界でインターネットが猛威をふるっている、あるところでは、「独裁国家の民主化」に大いに力になり、今迄では考えられない変化が起きている。一方、あるところでは、「受験時のカンニング」に悪用されている。ものは使いよう、、、本当に注意したいものである。


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No title
ラグビークリニックは日本のラグビーについてでしたね。
横井さんの名前がちょこちょこ出てましたね。
ただ、エディジョーンズの主張ももっともだと思います。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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