2011. 03. 11  
「心と身体の動き」については、ご存知「宮本武蔵」が書いたといわれている(彼の弟子だという説もあるが、、、)「五輪書」に、具体的にいろいろ書かれている。(文章は五巻にわけて書かれており、その各巻の説明書きを下記に、、、現代語訳はインターネットででも調べて下さい)

彼も「群れるのが嫌いで、自分が実際の場で感じ、考えて鍛錬し、やってみて、また修正し次に使うというPDCAを回して、独自で会得した理論として書いている。その至った境地を読んでみると、私もやって来たことを「追認」して貰っているようで、自画自賛して納得。(笑)まあ、参考までに、、、

<此兵法の書五巻に仕立つる事:五つの道をわかち一巻々々にしてその利を知らしめんがために、地水火風空の五巻として書顕すなり、

第一地の巻 兵法の道の大体、我が一流の見立、剣術一通りにしては誠の道を得がたし、大いなる所より小き所を知り、浅きより深きに至る直になる道の地形を引均すによって初を地の巻と云ひ名付くなり、

第二水の巻 水を本として心を水になすなり、水は方円の器に従ひ一滴となり滄海となる、水に碧潭の色あり、清き所を用ゐて一流の事を此巻に書顕すなり、剣術一通りの理定かに見分け一人の敵に自由に勝ときは世界の人に皆勝つ所なり、一人に勝と云ふ心は千万の敵にも同意なり、将たるものゝ兵法小さきを大になすこと尺の金を以て大仏を建るに同じ、け様の儀こまやかには書分けがたし一を以て万を知ること兵法の利なり、一流の事此水の巻に書しるすなり、

第三火の巻 此巻に戦ひの事を書しるすなり、火は風に随て大小となりけやけき心有によって合戦の事を書なり、合戦の道一人と一人との戦ひも万人と万人との戦も同じ道なり、心を大きくなし意を小さくなして能く吟味して見るべし、大いなる所は見え安し、小き所は見えがたし、其仔細多人数の事は即坐にもとおりがたし、一人の事は心一つにて変る事早きによって小き所は却て知り得がたし、能吟味あるべし、此火の巻の事早き間の事なるによりて日々に手馴れたる常のことゝ思ひ心の替らぬ所兵法の肝要なり、しかるによって戦ひ勝負の所を火の巻に書顕すなり、

第四風の巻 此巻を風の巻としるすこと、我が一流の事にはあらず、世の中の兵法其流々の事を書のする所なり、風と云ふに於ては昔の風今の風、其家々の風などあれば世間の兵法其流々のしわざを定かに書顕はす是風の巻なり、他の事を能く知ずしては自のわきまへ成がたし、日々に此道をつとむると云ふ共心背きては其身は善しと思ふとも直ぐ成る所より見れば実の道にはあらず、実の道を究めざれば始め少しの心の歪みも後には大にゆがむものなり、物事に余りたるは足らざるに同じ、よく吟味すべし、他の兵法剣術ばかりと世に思ふこと尤なり、我兵法の利わざに於ては各別の儀なり、世間の兵法を知らしめん為に風の巻として他流の事を書顕すなり、

第五空の巻 此巻空を書顕すこと、既に空と云ふ時は何をか奥と云ひ口と云はん、道理を得ては道理をはなれ、兵法の道に自然と自由有て自然と奇特を得、時にあひては拍子を知り、おのづから打、おのづからあたる事是皆空の道なり、自然と実の道に入事を空の巻にして書とゞむるものなり 

例えば、歴史家の奈良本辰也氏が「五輪書入門」に、「空の巻」について、以下のような解釈を載せているとか?
「物事の道理がわからなくなったところを『空』だとしているようだが、これは本当の空などではなく、ただの迷い心にすぎない。武士たるものは、兵法の道をしっかりと体得し、その他の武芸を良く学び、武士としての正しいあり方についてよく心得、心迷わすことなく、朝に夕に努め、心、意の力を養い、観、見の二つの力を磨き、迷いの雲を抜け出たところこそ、真の『空』なのだと、悟らなければいけない」


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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