2011. 04. 05  
昨今の被災地の日本人、特に若者の「希望を持って、秩序正しく、勤勉に」との頑張りを見るにつけ、涙を禁じ得ず、まさに「艱難汝を玉にす」の情景に接し、頼もしいかぎりです。震災前は本当にどうなるかと思っていた日本の将来にも、いまや大いに期待がもてるように感じるこの頃であり、それ故にこそ
平常に戻った際の「若者の育成」について、正しく導いて行くことの大切さを、ヒシヒシと感じてしまうものでもあります。

そんな折E氏に、また嬉しいメールを頂いたので、紹介させてもらいます。

<E氏:夏以来、ブログの方を見ながら、 私なりに勉強させていただいております。そこで、成功なのかよくわかりませんが、先日うちの選手がすごいことをしたので、早急にメールさせていただきました。
今年のS高校は①,②年生17名、うちラグビー経験者2名(中学時代少しかじっていた程度)で、他は全員高校に入ってから半ば無理矢理勧誘され始めた選手であります。
ということで、昨年11月の新人戦において、我がチームは、1回戦で敗退し、選手と共に、「勉強と、ラグビーと悩み、乗り越え、楽しもう」というテーマの元、共に練習しておりました。そのやり方はこうです・・・・・
①今まで自分の考えていた、ラグビー観(どうやって勝つか、そのためにはどんなスキルが必要か)と、選手分析、などなどのラグビーノートを元に、書き残しているノートの振り返り。
②ベースノート(基本的なコーチの考え方、練習の作り方、ラグビーの考え方)→TK先生作成を読み直し、現在の選手をイメージしながら、考える。
③横井コーチの「身の丈にあった」(この言葉で私自身、相当救われました)コーチングを考える上での、「弱い選手が力を合わせて力の強いチームに勝つ方法」を考えるヒントをもらいながら、選手と共に、実践していく。
という流れです。
ここで一つ、横井さんのブログを読んでいて、思いっきり変化したことがあります。それは、疑問を持たずに何となくやらせていた、体操やランパス、伝統の練習などすべてを思い切って排除したことです。しかし、疑問を持って、やっていた結果、 また同じ練習になったこともありますし、それによって、選手が理解して練習に取り組んでくれているように思います。
その結果・・・・
新人戦1回戦チームでFW平均62キロ、一番身長の高い選手174センチ、重い選手80キロ1名、2番60キろ9番57キロ・・・・というチーム事情の中、先日、昨年10月段階では、はるか格上(FW平均82キロ、バックスに関しても大きく県選抜レベルの選手多数)に対して、トライ数6本、取られたトライ0本と大幅に差を縮めてくれました。これは、選手の可能性と、本当に選手の能力(能力とは、単に運動神経だけでなく・・・・はいつも言っておられることですね・・・)によるものと思いますが、対戦チームのコーチから「どうなっているんですか?」と尋ねられ、「横井ブログ」のことを紹介させてもらった次第です。
考え方によっては、なんで紹介するの?もったいない。内緒にしておけば?なんて、うちの部長先生が言ってましたが、私の中でも確信がありました。このブログをどう活用するかは、コーチ次第であり、活用の仕方によっては、選手を違った方向にも、正しい方向にも、両方に向かわせることができると思いました。まさに今回騒がれている「原子力」みたいなものなのかと思います。
当然、私自身も、今回はうまくいったからなんて思っていたら、ちょっとしたことで爆発してしまう危険性もあると思いながら、土台作りを強固に、土台作りを強固にと自分に言い聞かせて練習しています。
どのようなことをしてるかに関しては、また機会を見て質問なり、実践を直に見ていただいたり、直に指導をしていただかないとわからないところが多数あると思いますので、またよろしくお願いいたします。
まだまだ、浅い落とし込みしかできておりませんが、情熱を持って、選手と共に「身の丈にあった」ラグビーをして怪我をせず、強いチームに勝つために効率の良い練習をしていこうと思っております。よろしくアドバイスの方、お願いします。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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