2011. 05. 02  
震災の影響で、東京開催予定が延期の上、モスクワで代替開催された今回フィギュア世界選手権、コンディションの持って行き方での結果に影響ありで、他のスポーツでも大変参考になることが、見受けられた。

中でも、日本のために頑張ったのが、女子シングルでの安藤美姫、難度の高いジャンプを控え、ミスなく滑ることを選んだプログラムでミスを最小限にし、その代わり表現力に伸長の跡をみせて、オリンピックチャンピオンで優勝後リンクでの実際活動から遠ざかっていた準備不足のキム・ヨナを逆転して、
優勝した。

この安藤の勝因は、従来出来、不出来の波があって、前回オリンピックでも
5位と結果を出せなかったことから、「自分が出来ることを、ミスなくやること」に徹した結果、今シーズンはここまで5戦4勝と抜群の安定感を保ってきた。やはり「心と身体が連動するスポーツでは、まず心の平静を保つのが一番」そして、それは「自分はこれについては、練習して来たから大丈夫」ということからしか、出来てこない「心の動き」ではないか。
そういう意味では、若干点数自体は、195点止まりであったが、一日あとのエキシビジョン演技では、重圧から解放され、曲も絢香の「I believe 」で、伸び伸びと本当に女王らしき素晴らしい演技をみせ、さらにアンコールで「レクイエム・鎮魂歌」も演じ、日本への思いを伝えた。
ことほど左様に、この「心のプレッシャー」と、どう向き合うかは、スポーツ人すべてに当てはまる、重要な克服すべき課題である。

一方、男子シングルでは、前年優勝の高橋大輔が、スケート靴のビスが外れるというアクシデントに見舞われ、5位と低迷、但しこれは自分自身の準備不足、言い訳の仕様もないことだろう。
優勝したのは、カナダのパトリック・チャン、世界歴代最高となる 合計280.98点をたたき出した。これは、4回転ジャンプをフリーで3回も成功するなど、今まで自分が出来なかった4回転ジャンプを基礎からやり直し、身につけての快挙であり、これも「行き詰った時には、基本に戻って徹底的にやり直す」ということを地道にやってきた成果であろう。

このように、さまざまな「心と身体の葛藤」がみられ、本戦に向かって、どのようにメンタル面での強さを培っていくか?すべてのスポーツが参考になるのである。

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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