2011. 07. 28  
アドバイス行脚から帰ってみると、コメント欄に、NZ、オーストラリアのラグビーコーチングシステムとか、サッカーのフランスシステムを参考にすれば、どうなりますか?というようなことが、書いてありましたが、いずれも「日本のラグビーを考える」時には、参考にならないでしょう。

とにかく、何度も言うように、世の中の真理、例えば「万有引力の法則」などは変わりませんが、ラグビーに大きく関係するのは、その民族の文化、ものの考え方、身体の成り立ち、骨格の様子など、もっと複雑に絡み合う要素がいろいろ一杯あり、日本独自の特徴に合致したやり方を、独自に考え出してやらなければ、いけないと思います。

故に、外国のラグビーのやり方とは、全く違う。また、ラグビーとサッカーとは全く違う。
但し、ある「基本理念」例えば「 小よく大を倒すには攻守ともに前へ出るべき 」というような「基本的な考え方」を共有して、その方向に考えるということは、同様に考えられるかも知れないが、ラグビーでは、それを細部にブレークダウンしていく時に、レベルが違えば、或いはやる者が違えば、全くやり方も違ってくるということが出て来て、画一的にやるということは、とてもじゃないが出来ない。その意味でも、画一的なコ-チングシステムをつくるなどということも、非常に難しいと考えます。
逆に従来から言っているように、NZやオーストラリアで、画一的なことでやっていいるということは、それ程、誰でも出来ることをやっているという「大まかなラグビー」しかできないということではないのか?

まあ、というより、こんな問題を、このような「言葉」とか「文章」で語りつくせるものでなく、そんな無駄なことはやめた方が良いと思います。

何度も言うように、各指導者の皆さんは、「自チームの素材、環境で、目標とする具体的な敵チームに、どのようにして勝つか」「その為にどのような練習をするか?」を独自に考えてやるべきで、なお且つ、その際に「6カ月練習すれば出来ること」を最大のファクターとして、『自チームが練習すれば出来ること、そしてそれをやれば敵に勝てることを、きっちりミスなくやれるようにする』ということが、最重要なことではないでしょうか。

そして、自チームのそんなことは、それをコーチしている自分が、一番分かることであり、自分が考えられることである。そんなところで、なぜ他のチームがやっていること、外国でやっていることを真似る必要があるのか?ということではないのでしょうか?


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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