2011. 09. 05  
いまだに、病院から抜け出しての記事書き込みだが、今年の各チーム夏合宿は、新しくアドバイスを始めたところも増えて、興味あるものだった。

しかし一方で、信じられない話も一杯聞き、唖然としたのも確かである。
というのは、高校レベルでは、「スクラムは1.5mしか押してはいけない」というルールがあるので、「スクラムの練習に、多くの時間を割く必要がない」という指導者が多くいるとの話。
大学レベルでも「スクラムの頻度は、データーから見ても少なく、スクラムよりFW、BK一緒にフィールドプレーを練習する時間をとった方が良い」という指導者が居る、との話だったのである。

多くの指導者が本気で、こんなことを実践していると聞いて、まさに「ラグビー界も、世も末(救い難い世の中)」だと慨嘆するほかない。
何度も書いているように、「ラグビーでのスクラムの姿勢は、すべての基本である」
この姿勢が出来なくては、「低く肩で当たるタックルも出来なければ、アタックで肩で敵に当たることも出来ず、まして接点で突っ込むことも出来ない」すなわち、15人制のユニオンラグビーは出来ないということである。
はたまた、最近アタックの戦術、スキルが後退しているところでは、「スクラム、接点などの強弱で、ほぼ試合の結果が左右される」というのにである。
高校のスクラム1.5mの押しでも、それが「BKの攻守の出足に、大きく影響する」なんて、考えたこともないのだろうか?

時あたかもワールドカップの直前のゲームで、ジャパンがイタリアに負け、アメリカに勝ったのは、何が原因なのか、わからないのだろうか?
今一度、「15人制ラグビーとは?」について、よく考えて欲しいものである。

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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