2011. 09. 08  
15人制ラグビーで、「スクラムの練習をしない」というのは、どういうことになるか?
毎度、尾籠な話で申し訳ないが、この辺の話をするのに、恰好の「例え」となるのが、「日本人の排便の歴史」である。
すなわち、「人間は、環境によって、その身体精神構造までも、大いに左右されてしまう」ということを、如実に表すことが出来るのである。

まず、日本人は、たかだか何十年前は、ほとんどすべての便所は「和式」であって、「しゃがんで、用を足していた」のである。そこで、日本人は知らず知らずの間に足腰を鍛え、粘りのある「下半身を形成する」とともに、腹筋、背筋なども発達し、また排便に必要な筋肉の発達も促して、何不自由ない「排泄」を成し遂げることが出来ていた。
しかしながら、戦後欧米化が進み、便所も「洋式の腰掛式」になっていくとともに、下半身の弱体化が進み、そうやって育った若者世代は、ウンコ座りは勿論、蹲踞(ソンキョ)の姿勢も出来ず、コンビニの前でも、地べたに直接尻をおろして座るということしか出来なくなった。そして走る際にも「腰高になり、足をすくわれると簡単に倒れてしまう」という「脆い下半身」になり下がってしまったのである。

さらに、輪をかけて良くないのは「ウォシュレット」の普及である。これは、排便を清潔にし、心地よいものにした日本人の優秀な「発明」であるが、一方で、とんでもない「悪影響」を及ぼしているのである。
これに慣れた人は、ある日突然気付く、「ウォシュレット付きでないところで排便し、お尻の穴の周りを紙で拭いた際、大変痛みを感じることを、、、」そう、人間の身体はすぐ順応して、必要でなければ皮膚の強さまで、弱くしてしまうのである。

そうすると、もうこの人は「ウォシュレット付きでないところでは、排便出来ない」ということになり、自分の家を出た途端に、「便秘気味になるか」或いは、「ウォシュレット」がどこにあるのか、先に探し回っておかないと、気分が不安定になり、余計に緊張して、「何か長時間便所に行けない前は、便所に行っておこうと焦って、下痢を起こす・過敏性腸症候群」など、「自分で排便をコントロールできない病気」に陥る。そして、これがさらに助長されてくると「うつ病」にまで発展する、ということになるのである。

ことほど左様に、人間は「環境に左右され」、良い意味でも悪い意味でも順応してしまい、気がついたときには、身体も、精神も変化してしまうものなのである。

故に、「15人制ラグビーで、スクラムを練習しないということが、どれほどの影響を及ぼすのか?」上記を参考に、大いに考えて貰いたいものである。

なお、ご心配をおかけした「入院」も今週末には退院出来る見込みである。「イヤハヤ入院17日」ちょっとした不注意で細菌に冒されただけで、これだけの期間を要する、本当に我々の身体も外敵に対し、弱くなっているのだなー、と驚いた一大事であった。今後気をつけよう。

関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
ワールドカップ始まる、、、  
NEW Topics
⑤:アタックについて
④:アタックについて
③:アタックについて
②:アタックについて
コメント:③
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR