2011. 09. 27  
ワールドカップもたけなわ、しかし、格闘技ばりの変わり映えしないゲームばかりを、テレビ観戦してるのも、シンドクなって
きたが、その中でも話題のゲームの感想を述べると、、、

今回プール戦で注目されていたのが、NZフランス戦、12年前の1999年、その年も優勝の呼び声高かったオールブラックスに、フランスが、180を超えるタックルを決め、NZの背後をつく
キックでトライを奪って快勝。また、前回2007年にも、20-18でフランスが勝つなど、NZが1987年の第一回ワールドカップ優勝以来、優勝から遠去っている要因となっている憎っくき敵であり、今回地元での開催で、是非ともリベンジしたいところで、
その「気迫」は、最初の「ハカ」にも如実に表れていた。

そして「勝ち」に拘るとなると、やはりゲームの最初はキック主体に敵陣に入る順当な戦いで、それをフランスがキックカウンターでかえし、8分間ほどNZ陣で攻め続けたが取り切れず、9分NZノヌーに縦の突破で破られ、その後の連続攻撃であっさりトライを取られると、フランス12年前の「180のタックルの堅守」は見られず、甘いタックルで、17分、20分とトライを許し19-0で、
ほぼ勝負が決まった。そしてNZも1999年のお返しとばかりに、フランスの裏をつくキックでトライを狙っていくなど、両軍ともキック合戦の判断対応がうまく、その意味で少しは楽しめたゲームであった。
しかし、アイルランドがオーストラリアに勝ち、決勝トーナメントの一方に南半球の強豪3チームが片寄るのを予想したフランスが、気を抜いたワケでもなかろうが、出来と不出来との差が激しいフランスの悪い面が出て、興味そいだのも確かである。

(なお余談だが、この時期、関西大学リーグ戦の初戦が行われ観戦したが、ワールドカップとのコンタクトの激しさ加減は仕方がないとしても、タックルを上に行って外されまくる状況には、
ウンザリであり、厳しいタックルないラグビーなんて、ラグビーではないことに思いをはせてもらいたいもの)

次の話題は、スコットランドアルゼンチン戦。これも、どちらも負けられない戦い、お互いキックで敵陣に入ると後は「横一線の格闘技」のオンパレードで、どちらもトライを取り切れず、双方
「スクラム落とした」「ノットリリース」「ノットローラウェイ」などのペナルティゴールや飛び道具のドロップゴールのやり合いで、前半SCO6-3ARG、後半に入っても同じような内容で、キックの正確さで勝るSCOが、70分にドロップゴールを決めた時点でSCO12-6ARGと、SCOリード。
しかし、この勝ったと思った瞬間のキックオフ、気の緩んだSCOのディフェンスを切り裂いたARGが、ノーホフィッスル逆転トライ・ゴール、SCO12-13ARGで、ワールドカップ決勝トナメントに進み続けていたスコットランドの夢を砕いた。なお、このトライした直後にノーホフィッスルトライをされるというのが、このワールドカップでもよく見受けられるが、注意したいもの。

さらなる話題はサモアフィジー戦、これこそアイランダー同士で素晴らしい展開ゲームが見れるものと期待したが、これも敵ディフェンスの裏へ短いキックで攻め、彼らの得意とするすくい上げるハンドリングでの攻防は見られたものの、パス攻撃では抜けきれないことが続き、後半中途まで両軍ノートライ、スクラムで押し気味のサモアがそのプレッシャーで得たペナルティゴールやドロップゴールで15-0とリード、ようやく60サモアが敵ゴール前スクラム敵ボールを奪って、トライ。67分フィジーが連続アタックでワントライの意地を見せたものの、すぐ取り返されてサモア27-7フィジーで終わった。

以上、私がワールドカップを見ていて、何が物足りないかというと、拮抗したチーム同士であると、トライがとれないという「アタックの拙さ」なのである。
但し、個人的には素晴らしいスキルを持ったバックスプレーヤーはいるのだが、個人主義的な考え方が強い外国では、またそれをしなくてもいける自国のプレー事情では、「連携プレー」という
スキルが発達しないのか、結局個人技偏る。だけど拮抗した同士だと、やはり一人の力では抜けない。そして結局、安易に
ディフェンスラインを下げる「ルール改悪」をするものだから、ますます「連携プレー」のスキルは退化する「悪循環」になっているのでは、、、と嘆く、この頃である。


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横井さんは自身が監督になられる気はないのでしょうか?
横井さんのコメントを聞くと自身が監督をやれば、決勝トーナメントはもちろん優勝させる自信があると言っているように聞こえるのですが…
あとこうゆう事を書いて批判はないのですか?
9月27日にコメントの「名なし」さんへ
9月27日にコメント頂いた「名なし」さんへ:貴方への回答は、28日ブログのとおり。また、今後この欄へコメントして貰う時には、名前を書いて下さい。それもなるべく実名で、、、もしご自分のコメントを他の人に読ませたくない場合は、コメントにして送ってもらえば如何?
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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