2011. 10. 01  
また、いくつかの接戦が予想されたゲームを見てみよう。

まずイタリアアメリカ戦、これはジャパンがワールドカップ直前にゲームをやったチーム、やはり、指摘したように「スクラム」の差でジャパンとの勝敗が分かれたように、アメリカが前半30分までは頑張って10-10と善戦したが、「攻め疲れ」とセットプレーのボディブローが効いて来て、30分、40分にイタリアにトライを許し20-10で折り返し。後半も果敢に挑戦したが66分イタリアのスクラムトライ狙いに屈し、認定トライを献上して、27-10決着。しかし、アメリカとしては、その後も切れることなく、最後まで頑張ったことからして、今後の成長に留意する必要あり。

次は南アフリカサモア戦、サモアはゲーム最初自陣から果敢に攻めるがとれず、逆に分南ア連続攻撃からハバナがトライ
7-0。その後23分南ア、モールで攻めてPGを得、53mロングゴール(PGもこの距離なら値打ちある)を決め10-026分にもスクラムを押して38mのPGを貰い、決めて13-0で前半折り返し。そして後半52分、サモアが敵ゴール前のBK攻撃で、私が常々推奨している「外ループ」をSOトシビシとCTBで決めて
(今回唯一見れたCTB接近パスが素晴らしかった)外につないでトライを決め13-5と大接戦。
そしてその間、或いは後半に入ってもサモアの攻勢は続き、ゲームを通じて、地域は南ア53%-47%サモア、所有45%-55%、ブレークダウン63127、タックル15277、5フェイズ以上の攻め12という数字が示すとおり、サモア攻め攻めたが、南ア152タックルを決めて防ぎ切ったという、両軍とも持てる力を出し切った凄まじいゲームとなり、このまま、ゲーム終了した時は、両軍とも立っていられないほどの総力戦であったのである。

こういうワールドカップでの各チームの戦いを見てもらうと、ジャパンが今後どのような能力を備え、どのような戦略戦術準備しておかねばならないかが、理解出来る筈である。
また、パシフィックネーションズでの戦いぶりや、交流戦などと
ワールドカップ時の各チームの力の出し切り状況の違いなどもわかる筈である。
だから、私が当初より、まだまだ準備不足だと言っていたのも、ご理解頂けたと思う。そして、私がそういうこと言うのは、こういう世界レベルのゲームをキャップテンとして、何度となく経験してきたからであり、アドバイスしておきたいからである。要するに、
今のジャパンの課題は、そんな生易しいものではないのであり時間のかかる、根本的問題が多いということなのである。

関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
⑨:ワールドカップ感想
NEW Topics
ドラマのような日々
朝ドラに号泣!
㊿:ラグビージャパンの足跡
㊾:ラグビージャパンの足跡
サンウルブズ最終戦に勝利
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR